数の子

2014年が始まり、半月が過ぎましたが皆様お元気にお過ごしでしょうか?

新年1発目は「数の子」について取り上げたいと思います。
数の子はニシンの卵であり、卵の塊ごと天日干しにして、塩漬けにしたものです。
お正月には子孫繁栄を願って食べられていますが、みなさまも召し上がりましたか?

4a98e98bcce3魚卵の一種と聞けば、コレステロールが多く含まれているといった印象を受けるかもしれませんが、数の子に含まれるコレステロールは鶏卵の3分の2以下ですので、心配は無用です。

数の子には、他の水産物と比べて生活習慣病の予防に有効とされているDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)が特に多く含まれています。
また、老化防止や生殖機能に働きかけるビタミンEもたっぷり!!
数の子が子孫繁栄の象徴をされてきたのもうなずけます♪

写真は、新しい形の数の子。
味のしっかり滲みたイカとパリパリとした歯ごたえの数の子。
食感の違いが面白く、美味しかったです(^^)

 

今年一年、皆様のご多幸をお祈りいたします。
まだまだ寒さ厳しいですが、くれぐれもご自愛ください。

栄養と日常生活#013(仲井DC)

栄養療法に目覚めて15年以上経ちますが、振り返ってみると、随分と頑張ってきたなあと思います。

それ以前の自分の栄養学は、対症療法としての栄養学でした。
細かい理由も分からず、例えば風邪を引いたらビタミンC、口内炎が出来たらビタミンB群、胆嚢の機能低下があればビタミンFといった感じでした。

でもその頃、「なぜ同じ治療を施しているのに、直ぐに反応してくれる患者さんもいるのに、中々反応してくれない患者さんもいるのだろう?」というシンプルな疑問に悩んでいました。
本当に辛い日々だったのです。
もちろん今でも全て解決した訳でなく、毎日のように悩んでいますすが、以前程ではなくなり、栄養療法で症状が改善する患者さんも増え、治癒率は随分と高くなったと感じています。

ジョナサン ライト2栄養療法に深く関わるきっかけを与えてくれたのは、帰国したカイロプラクティック大学の後輩が、お土産としてくれたジョナサン・ライト博士の“Dr.Wright’s Book of Nutritional Therapy”という本でした。
その頃の自分は国際アプライド・キネシオロジー協会(以後AKに省略)の会員で、栄養学は全てAKの情報に基づいて使っていました。
そのAKが栄養学の基本としていたのが、ジョナサン・ライト博士の考え方だったのです。
しかし「もう英語はうんざり・・」状態(しかも分厚い本)だったので、中々手をつけずに暫く本棚に眠っていました。

ジョナサン ライト1よく思い出せないのですが、ある時、誰かに「ジョナサン・ライト博士の本は翻訳されてますよ」と聞いたのです。「エッ本当!?」って感じで、その日の仕事の帰りに紀伊国屋本店に出向き、迷わず注文しました。
数日後に「届きました」と連絡を受け、ワクワクしながら受け取りに行ったのを覚えてます。

本は現在、廃本扱いになっていますが、「ジョナサン・ライト博士の新・栄養療法」(廣剤堂出版)はまだ在庫があると思いますので、購入を希望する方はドクターズ サジェスチョンの担当者にお尋ね下さい

そして翻訳した丸元康夫さんのお父さんである丸元淑生さんは、日本の栄養学のパイオニアの一人であることも判明しました。
そして「豊かさの栄養学」(新潮丸元淑生3文庫)に出会ったのです(こちらも廃本になっています)。
それ以来、色々な素晴らしい出会いも重なり、数百冊にも及ぶ栄養学の本との格闘が始まったのです。

90年代の栄養学は「脂肪学」と言っても過言ではありませんでした。
それまで悪役だった“脂肪”が見直されていました。
自分も日本に帰国する当時(90年代)は、AKではフラックス シード オイル(亜麻仁油)に注目していました。

今では大きなスーパーでも購入できるまでに至った亜麻仁油(アマニ油)ですが、帰国当時は全く知られず、知っている人がいても「あの火傷の時に貼る油紙の成分でしょう?」程度でした。

最近では、白身魚の眼の周りに多く含まれるDHA(ドコサへキソエン酸)や、EPA(エイコサペンタエン酸)のサプリメントも目立つようになりました。
DHAもEPAも脂肪です。
一般には魚油とも呼ばれます。
やっと脂肪も栄養素として受け入れられるようになりましたが、まだまだ情報が乏しいような気がしますし、正しく理解されていないとも感じます。
またオリーブ油がどうして身体に良いのかが判明したのも、この10年程度です。
まだまだ正しい知識が広がっていないと思います。

 

そこで今回は、まず脂肪についての簡単なネタばらしから始めます。

皆さんはどうしてブタや牛、または鶏の油は体に害を与え、DHAやEPA の油は体に良いと思いますか?
実は簡単な理由です。

それはブタや牛、そして鶏の体温と、魚の体温の違いなのです。

ブタや牛、または鶏の体温は38度以上です。
そして魚の体温は20度前後です。
もうお分かりですね。
つまりブタや牛の脂身は、人間(人は36.5度前後)の体内に入ると、当然ながらブタさん達よりも低い体温なので、油から脂肪の塊に変わってしまうのです。
それが血液をドロドロにしたりする大きな原因です。

ところが魚の体温は人間の体温よりも低いので、体内に入っても決して塊にならず、常に血液サラサラの状態を維持してくれるのです。

次におぼえて欲しいのは、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の違いです。
細かいことまで知る必要はないので、簡単に説明します。

★飽和脂肪酸は腐りにくい油!
★不飽和脂肪酸は腐りやすい油!

とおぼえて下さい。
このように説明すると、腐りにくい飽和脂肪酸の方が体に優しいような印象を受けますが、実は反対で、自分達の体は不飽和脂肪酸を必要としています。
また不飽和脂肪酸は必須脂肪酸とも呼ばれます。
必須と名前が付くのは、体が必要とするという意味です。
反対に飽和脂肪酸は必須ではありませんので、必ず摂る必要はない油ということになります。

もちろんDHAやEPA、前述したオリーブ油やアマニ油は全て必須脂肪酸を含みます。
つまり自分達の体に必要な油ということになります。
詳しい話は次回に譲りますが、今回おぼえて欲しいのは、自分達が栄養源として必要としている油は、飽和脂肪酸ではなく、不飽和脂肪酸と呼ばれている油です。

飽和脂肪酸は一般に使われているサラダ油や、多く市販されているドレッシングに使われている殆どの油に含まれています。
もちろんバターやマーガリンも飽和脂肪酸です。

つまり一般に使用されている油の殆どは飽和脂肪酸で、自分達の体には余り必要ない油だということをおぼえて欲しいのです。

では次回から少しずつ詳しく説明して行きます。