栄養と日常生活#022(仲井DC)

今回も「水」のお話しをさせて下さい。

分かっているようで、実は分かっていない水というのが現時点の結論ですが、今まで解明されている情報をお伝えします。

 

 

 

 

 

 

まず体に良い水とはどんな水でしょう。体に良い水の要素というのがあります。

  1. 22ー1油を溶かす力の強い水(界面活性力=油脂の分解性が高い水)
  2. 酵素活性を高める水(体内酵素を活性化し、坑酸化物質の力を低下させない水)
  3. 表面張力の低い水、または水分子の集団(クラスターが小さい水)
    ※クラスターについては賛否両論であり、まだ不明な点が多いようです。

      次に水の製造処理法による分類をご紹介します。

        1. ナチュラル ウォーター(Natural Water):
          地下水を原水として、沈澱、濾過、加熱殺菌以外の物理的・化学的処理を行わない水。
        2. ナチュラル ミネラル ウォーター(Natural Mineral Water):
          地下を移動中、地層中の無機塩類(ミネラル成分)が溶解したナチュラル ウォーターを原水に、加熱処理していないため、酸素を多く含む水。
        3. ミネラル ウォーター(Mineral Water):
          品質を安定させるために、ミネラルの調整、曝気(ばくき:酸素を供給)、複数の水源から採水した原水が混合された水。
        4. ボトルド ウォーター(Bottled Water):
          ナチュラルミネラル ウォーター、ミネラル ウォーター以外の、水深200メートル以下にある海洋深層水から作られた水。

      22ー2この中で最もお勧めはナチュラル ミネラル ウォーターだそうです。
      最低でも200メートル以上から摂取した水ほど、水分子クラスターが小さく、酵素の力を発揮させ、界面活性力が高い還元力があり、加熱殺菌していない水なのだそうです。

       

       

       

       

       

       

      次は最近巷で流行っているヒアルロン酸についての情報です。

      コラーゲンは細胞同士を結び付けている線維性の結合組織(タンパク質)ですが、老化と水の関係に重要な役割を果たしているのは、ヒアルロン酸です。
      これはムコ多糖類で、ムコ多糖類は、分子量が数千から数百万にも及ぶ高分子物質で、その中で最も分子量が多いのがヒアルロン酸として知られています。

      ヒアルロン酸は、大量の水分を包み込む能力を備えています。
      何と1グラムで6リットルもの水を保持すると言われています。
      しかし口から摂取したヒアルロン酸はブドウ糖(単糖または二糖)まで分解されてから小腸から吸収されるので、ヒアルロン酸を一生懸命に摂取しても、体内で再びヒアルロン酸になるとは考え難いのです。

      組織に直接、注入(注射などで)すれば効果があるかも知れませんが、サプリメントとして摂るのは余り意味がないかも知れません(これはコラーゲンもアミノ酸まで分解されてから吸収されますので同じです)。

      続いてアルカリ性と酸性の水についてご紹介します。

      健康に優れているのはアルカリ性の水です。
      体は疲れてくると酸性に傾き、中性脂肪や糖分の分解が悪くなってしまいます。
      しかし、酸性の水は抗菌作用があることが分かっています。
      風邪の引き始めなどは、弱酸性の水でうがいをすると効果的です。
      酸性である炭酸水は疲れを和らげる働きはありますが、やはり体を酸性に傾けてしまいますから、長期の飲用はお勧めできません。

      最後に硬水と軟水についてご紹介します。

      硬水とはカルシウムとマグネシウムの含有量が多い(1リットルに120ミリグラム以上)ミネラルが豊富な水のことです。

      日本の水は殆どが軟水です。
      これは国土の起伏が激しく、高地から低地までの水の流れが速いために、地層中のミネラルを吸収する期間が短いためです。
      一方、硬水が多いヨーロッパ大陸は石灰岩層の地層が多く、平坦な大地が広がっているため、地層に含まれるミネラルを豊富に吸収できるからです。

      体内のカルシウムは99%が骨に含まれますが、残りの1%は血液等に維持させる必要があります。
      日本人に足りないミネラルはカルシウムだと言われています。

      牛乳を飲んでいるから大丈夫だと思っている人が多いのですが、牛乳にはカゼインというタンパク質が含まれ、カルシウムの吸収を妨げてしまうので、殆ど吸収できないことが判明しています。
      22ー3日本人は海藻を多く摂取するので、これでミネラルは充分に補給されます。
      日本人は海藻を消化する酵素がありますが、欧米の人は、海藻を消化する酵素がないことが分かっています。

      反対に日本人の9割の人は牛乳を消化する酵素がありません。
      母乳を飲んでいるときはあるのですが、離乳してしまうと、乳製品を消化する酵素を膵臓が作るのを止めてしまうのです。

       

       

      硬水は日本食に合いません。
      しかし硬水に含まれるカルシウムは100%近く吸収されますので、特に骨粗鬆症の傾向がある女性は、日中に硬水を飲むことをお勧めしています。

      簡単な検査が出来ます。
      コンビニで硬水のミネラル ウォーターを購入して飲んでみて下さい。
      もし抵抗なく飲める人はカルシウムが不足している可能性があります。
      反対に不味くて飲めない人は、おそらく体内のカルシウムは十分であると思われます。

      もし抵抗なく飲める人は1日に500ミリリットルを目安に、不味く感じるまで毎日飲むことをお勧めします(残りの500ミリリットルは軟水でも構いません)。
      カルシウムやマグネシウムが豊富な硬水は、脳硬塞や心筋梗塞を防ぐことが知られています。

      時々硬水を飲んでみて下さい。
      素直に受けつけることができたら、あなたの体は、カルシウムなどのミネラルが不足している可能性があります。