奄美世のごはん#019:睡眠不足

新しい年です。

今年も「あまんゆのごはん」をどうぞよろしくお願いします。

奄美のウギ(サトウキビ)畑では、薄い紫色の穂が出始め、収穫が始まります。
ウギを山積みにした大きなトラックが、次々と製糖工場に入っていきます。
サタヤドゥリ(砂糖小屋)の釜にも火が入って、辺りには濃厚で甘くて少し焦げくさいような、なんともいえない良い香が漂います。




ウギ畑常田(奄美世のごはん)|DoctorsSuggestion.com年が明けて、メンテナンスや治療にいらっしゃる皆さんの身体に触れると、肝臓、腎臓、膵臓の疲れが目立ちます。
副腎がオーバーヒートしている方も多いですね。

どんなに楽しいお休みでも、食べ過ぎ、飲み過ぎ、寝不足に、身体はストレスを感じています。

水間製糖(奄美世のごはん)|DoctorsSuggestion.com暮れからお正月にかけては、生活が不規則になりがちです。
テレビでは長時間の特別番組が組まれますから、夜中どころか朝方までつけっぱなしという方もめずらしくないでしょう。

黒糖(奄美世のごはん)|DoctorsSuggestion.com睡眠不足は私たちにとって、とても強力なストレス因子です。

たとえば、肝臓がアルコールを分解するのは主に睡眠中。
8時間の睡眠中に分解するアルコール量は、日本酒2合程度なのだそうです。
個人差はありますが、睡眠時間が8時間に満たないと、2合の日本酒を分解しきれないのです。

ですから、睡眠不足や飲酒が続くと、アルコールを分解しきれず、二日酔いになったり、肝臓が機能障害に陥ります。

睡眠不足は成長ホルモンの生成と分泌にも影響します。
疲れた内臓を修復し再稼働するには、成長ホルモンが必要となります。

成長ホルモンは成長期に、背を伸ばし、筋肉を増やし、骨を長く強くし、身体機能を整えます。
成人においてその濃度は少しずつ減少していきますが、細胞の修復や再生、病気やけがからの回復のための、たんぱく質合成を助けるために、成長ホルモンは分泌され続けます。
肌のハリをもたらすコラーゲンの生成も、成長ホルモンによって促されます。

成長ホルモンは、眠り始めた時に下垂体から分泌されます。
そして血流にのって肝臓に入り活性化されてから、身体の各所に運ばれます。

陽がおちて夜になり、灯りを消して光の刺激が無くなると、睡眠をコントロールするメラトニンという物質が盛んに分泌され、深い眠りに入ります。
そして身体活動が休息に入ると、先立って分泌され活性化された成長ホルモンが、体の成長を促して、組織の修復や再生を行います。

私たちの身体は陽の光を浴びることで昼と夜を感じ、一日の周期を理解します。
1日を7回積み重ねたら1週間です。
1週間を4回積み重ねると、女性の平均的な月経周期となります。

人工的な強い光刺激は、昼と夜、睡眠と覚醒を混乱させ、身体の周期的な営みを乱してしいます。
蛍光灯、強い電磁波、たとえばコンピューターの端末や、携帯電話、テレビゲームなども影響することが報告されています。

睡眠不足や身体の不調を感じたら、早めに灯りを消して、布団に入りましょう。

修復に必要な各種のミネラルやビタミンも不足しているでしょう。
肝臓では大量の活性酸素も発生したでしょう。
活性酸素は私たちの組織を攻撃し、細胞内の遺伝子を破壊して、異常な細胞分裂を起こすがん細胞を発生させる可能性もあります。

活性酸素から細胞を守る抗酸化栄養素、たとえばビタミンB群、ビタミンC、カロチン(ビタミンA)、ビタミンE、セレンなどのミネラル、グルタチオンなどが不可欠となります。

ハレの日のご馳走を、いつもの食事に戻しましょう。

ごはんとみそ汁
    土からの智慧

今年のサトウキビは天候が思わしくなく、収穫量が心配されています。
農作物は画一化された工業製品ではありません。
多くのことを自然に委ねなければなりません。

こんな時こそ、買い支えたいと思います。