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栄養と日常生活#059:少し怖い話し(1)

最近は何故か再び「栄養学」に関わる本に出会うことが増えてきました。
栄養学の勉強は、もうそろそろ控えても良いんじゃないの?と思っていたのですが・・・。
もう10年以上、栄養学に携わり、読んできた本も軽く200冊は超えたと思います。
ですから、もう良いだろうと内心思っていたのです。

もちろん栄養学の勉強を放棄するのではなく、これからはマイペースでゆっくりとジワジワと継続して行けば良いだろうと考えていたのです。

牧田善二しかし最近出会った本『老けたくないなら「AGE」を減らしなさい』(牧田善二著 ソフトバンク新書)や、『50歳からは炭水化物をやめなさい』(藤田紘一郎 著 だいわ文庫)『「やわらかい血管」で病気にならない』(高沢謙二 著 ソフトバンク新書)『「砂糖」をやめれば10歳若返る』白澤卓二著 ベスト新書)に出会い、読んでいたら、またまた炭水化物(主にですが)の問題に行き着いてしまいました。

また近年は、尊敬している新潟大学大学院医学部の教授を務め、免疫学の大家でおられる安保徹先生も、最近はミトコンドリアに注目し、解糖系ではなく、ミトコンドリア系にしなさい、糖分依存から脱却しなさいと勧めておられます。

まだ全てを把握したのではなく、少しだけ新たに理解してきてことがあります。

つまり、炭水化物(グリコーゲン)から得られたブドウ糖を土台にして、ミトコンドリア内のクエン酸サイクルでエネルギー産生する方法に依存するのではなく、脂質(脂肪酸)から得られたケトン体を用いたクエン酸サイクルを利用して、エネルギー(ATP)を得なさいということらしいのです。

藤田紘一郎もちろんタンパク質(アミノ酸)をブドウ糖に変換させ、エネルギーを産生する方法もあります。

取り敢えず炭水化物、特に精製された炭水化物は止めなさいと、全ての著者が口を揃えて声高く唱えているのです。

詳しくは著書に譲りますが、自分も以前から、まずは“精製”された白砂糖を黒砂糖やハチミツ(乳児以外)に、白米を胚芽米や玄米に、小麦粉を全粒粉にと提唱してきました。

またピーター・ダダモ博士を筆頭とする血液型ダイエットの立場から、血液型がO型の人は、小麦粉に含まれるグルテンというレクチン(タンパク質)が合わないから、止めた方が良いとも提案して来ました。

 

 

白澤卓二2どうも最近の本を読んでいると、特に“砂糖”に対するバッシングが増えてきている傾向がみられます。

何故でしょう?

歴史的観点から見直してみると、日本では1870年代は1日に摂取していた砂糖の量は、たった4グラム程度でしたが、100年後の1970年代には、何と約20倍の80グラムにまで増えたそうです。
2016年の今では100グラムを超えていると容易に想像できます。
つまり150年足らずで、25倍以上の摂取量に増えたという計算になります。

多くの科学者は、人間の体は1万年前から、殆ど進化していないと提唱しています。
実際に私たちの体内の機能を探ってみると、低血糖になると血糖値を上げるシステムは幾つも備え持っているのですが、高血糖に合せて血糖値を下げるシステムは1つしかなく、膵臓から分泌されるインスリンが血糖値を下げるのが唯一の方法であり、備え持つ機能です。
つまり本来は血糖値を上げる必要が殆どで、血糖値を下げる必要は皆無に近かったことになります。

日本に砂糖が伝わったのは8世紀のことだと伝えられています。
当時は高価なものとして扱われ、“薬”として用いられていたようです。
調味料としては使われず、当時の甘味料は米を発酵させた甘酒や、麦芽を発酵させて作ったアメが用いられていました。

日本で砂糖が甘味料として使われるようになったのは16世紀のことで、国内での砂糖キビの栽培もこの頃から始まりました。
それでも1900年代までは、それほど量は増えなかったのですが、高度経済成長期から一気に日本の食生活が変わり、豊かになり、欧米化が急速に広がったのです。

 

高沢謙二1どうして、そんなに砂糖に依存するようになったのでしょう。

それは砂糖は依存性というマイルド・ドラッグの要素があったのです。
砂糖を始めとするジャンク・フードは高い依存性があることが判明しています。
これは幾つもの研究で証明されています。

例えばマウスを3つのグループに分類し、1つのグループには通常のエサを与え、2つ目のグループにはジャンク・フードを与えますが、一定量しか与えません。
そして最後のグループには食べられるだけの砂糖やトランス脂肪たっぷりのジャンク・フードを与えます。
すると普通のエサや、一定量のジャンク・フードを与えられたグループは、体重の変化や体質の変化は少ししか認められませんでしたが、食べたいだけジャンク・フードを与えたグループは、摂取を止めようとせず、体重もドンドン増え、体質も変わり、色々な疾患が生じやすくなったのです。
まさしくマイルド・ドラッグの依存性だと言えます。
また恐ろしいのは、体重過多になったマウスのグループの食事を、普通のエサに変えても、食べられなくなることです。

また2004年代に映画監督自身が実験材料となり、毎食ジャンク・フードを摂り続けたドキュメンタリー映画を思い出します。
彼は30日間の実験予定でしたが、確か20日過ぎでドクター・ストップがかかり、実験は中止になったと聞いています。
著しい体重の増加と、血圧や体脂肪が異常に増えてしまったのを憶えています。

どうやら、砂糖は依存性に富んだ、“マイルド・ドラッグ”だと認識すべきです。

 

ちょっと疲れたら“チョコレート”や“甘い物”という考え方を変えませんか?
日本では隠れ糖尿病を入れると、2200万人以上の人が各当するそうです。

“日本人総砂糖依存症”にならないためにも・・・

栄養と日常生活#048:血液型ダイエット(6):A型

A型は紀元前2.5万年前から1.5万年前に、アジアか中東で発生したと考えられています。
O型である狩猟民族であった時代から、定住型の農耕民族に変化したことで、A型が発生したようです。
穀物を栽培し、家畜を飼うことで、狩猟を主としていた人々の生活は一変したのです。

これは自分には受け入れ難いダーウィンの“進化論”における“突然変異”に相当することなのかも知れません。
しかし自分としてはラマルクの“要、不要の法則”として考えたいと思います。

一定の土地に住みつき、人口の多い社会で生き残るために、集団生活を受け入れるように、肉食に適した消化能力を不要とし、穀類を主食とする消化器官を必要としたのではないのでしょうか。
実際に、人口密度が高い社会で発生しやすいコレラや天然痘に対して、A型はO型よりも、生き残る率が高いことが示されています。
藤田紘一郎 先生の考えに一致します。

パラサイト式血液型診断(藤田紘一郎著).アジアや中東から発生したA型は、地中海やアドリア海、エーゲ海の沿岸に広がって行きますが、不思議なことにアジアに属する日本もA型が一番多いのです(38%)。

一説ですが、日本は3万年前にモンゴロイドが大移動で侵入し、当時はO型が主流だったようです。
次にB型のモンゴロイドが1.5万年前に流入して、最後に稲作の技術を持ったA型が進入してきたのが5千年前と考えられているようです
そうすると、5千年前に日本にやって来た人種が、それ以前に定住していたO型やB型を圧倒してしまったことになります。

血液型が抱く数々の不思議なデータは、自分にとって生涯を掛けての課題となりました。
残りの人生、じっくり時間をかけて、ゆっくりと考えて行きたいと思います。

 

 

ではA型の特徴をご紹介します。

血液型の暗号(藤田紘一郎著)まず菜食に適応する血液型ですので、マクロビオティックのような食が適しているようです。
A型は繊細な消化管を持ち、胃酸の分泌が少ないので、胃酸と共に分泌される内因子(タンパク質)が少ないので、ビタミンB12を吸収し難く、悪性貧血になる率が上がります。
またA型の免疫系は異物に対する耐性を備え持ちますが、特定の腫瘍には弱い傾向があるようです。

A型はO型とは正反対の特徴を持ち、動物性タンパク質がO型にとって代謝の効率を高めるのに対して、動物性タンパク質はA型の代謝を低下させ、脂肪として蓄積してしまいます。
反対に植物性タンパク質は代謝を高めます。

 

A型の人が避けたほうがよい食品リスト;

 
  • 肉類:
    ベーコン、ハム、サラミ、ソーセージ(これらの亜硫酸塩を含む食品は、胃酸の分泌が少ないA型には合いません)、牛、鴨、マトン、豚、鹿
  • 魚介類:
    アンチョビ、キャビア、貝類(例外でエスカルゴはA型のガンを防ぎます)、カニ、ニシン、カニ類、スモークサーモン、タコ、イカ
  • 卵と乳製品:
    ヨーグルト、ゴート(ヤギ)以外の乳製品(チーズも含む)
  • ナッツ類:
    ブラジルナッツ、カシューナッツ、ピスタチオ(ピーナッツやカボチャの種はA型にとって抗癌作用があるので2日に1回は食べることをお勧め)
  • 豆類:(A型にとって重要なタンパク質源ですが、例外があります)
    赤インゲン、白インゲン、ライ豆、ヒヨコ豆
  • パンとマフィン:
    イングリッシュマフィン、全粒小麦パン
  • 穀物とパスタ:(A型は穀物が主食ですが、例外があります)
    精白小麦粉、全粒小麦粉、ホウレン草パスタ
  • 野菜:
    白菜、キャベツ、ナス、マッシュルーム、シイタケ、オリーブ、ピーマン、イモ類、唐辛子
  • 果物:(パイナップルを除いたトロピカルフルーツ)
    バナナ、ココナッツ、マンゴー、メロン、オレンジ、パパイヤ、みかん
  • ジュース:
    オレンジ、パパイヤ、トマト(トマトにはパンヘマグルチナンと呼ばれるレクチンが含まれ、O型とAB型以外には悪影響を与えるそうです)
  • 香辛料、調味料:
    ゼラチン、白・黒コショウ、リンゴ酢、ビネガー、バルサミコ酢
  • ジャム、ソース:
    マヨネーズ、ケチャップ、ウースターソース(栄養学者である幕内 秀夫さんは、これらを総称してマヨケソと呼んでいます)
  • 各種飲料:
    ビール、ソーダ、コーラ、清涼飲料水、紅茶
PS:
自分はA型なので、何とも辛いデータです。なるべく実生活に取り入れようと努力しています・・・

栄養と日常生活#047:血液型ダイエット(5)

最初にお断りしておきます。
自分は血液型で性格判断をしようとは微塵にも思っておりません。
人は、それぞれの生まれた土地、時代、環境、両親や親類、友人関係など人間関係などで、性格は築かれるものだと信じています。
故に血液型で性格判断は出来るとは思っていません。
しかし今までの経験から、血液型による相性は多少はあるような気はしています。

ある時、高校時代の気の合う友人が集まった際に、血液型の話しになりました。
すると何と10名近くいた友人たちは、全員A型だったのです。
驚きました。偶然とはいえ、そんなことが有り得るのかと・・・

今回、血液型による健康ダイエットをご紹介する上で、色々と悩みました。
食に関わることに、血液型で判断して、「貴方はO型だから、これは食べても良いけど、これはダメ」などと決めつけても良いのか迷いました。
血液型の科学 (祥伝社新書) もちろん最終的な結論は出ていません。が、ある傾向として受け止めて頂ければと思います。

基本的なデータは以前ご紹介したピーター・ダダモ博士藤田紘一郎先生の著書から得たものです。
そこに自分の経験を加えました。

 

まずはO型から始めます。
それは私たちの祖先はO型から始まったからです。

元々はアフリカで発生したネアンデルタール人はO型でした。
O型の主生活は狩猟です。
それから約4万年前頃にクロマニヨン人が発生したと言われています。

しかし2~3万年前にアフリカの人口が増え過ぎて、多くの動物が減り始めたことが要因となって、人類は全世界に移住を始めたと考えられています。
当時の人間はO型でしたから、今でも多くの原住民はO型が多いようです。
不思議な点も多いのですが、何故かO型なのです。

つまりO型の人は、狩猟民族の食事が適応することになります。
つまり主な食事は肉類と野菜が適しています。
しかし問題なのは、穀類、パン、豆類、そして乳製品が合わないということです。。

特にO型の人は何故か小麦が合いません。
特に小麦粉に含まれるグルテンに適応できないというデータが出ています。
グルテンは小麦粉に粘り(コシ)を作り出す成分です。
この数年、アメリカではグルテンが注目されています。
何故かアメリカから帰国した人たちは、口を揃えたように、“グルテン、グルテン”と騒ぎ立てます。
確かにアメリカ人の41%はO型です(ちなみに日本人は31%)。
そう、グルテンは、前回ご紹介したレクチンの一種で、タンパク質の仲間です。
でもグルテンが問題になるとしたら、“グルテンが豊富”と謳って宣伝している讃岐ウドンはどうなるのでしょう。そこで今回は“讃岐ウドン”を基に色々と調べてみました。

カイチュウ博士のオトコ強化論 (双葉新書) ネットで調べてみると、驚く情報が得られました。
日本の土地での血液型の分布を調べてみると、何と四国は圧倒的にA型が多いのです。
極端な結論ですが、讃岐ウドンの特産地である香川県を含め、徳島県、高知県、愛媛県にはA型が多い傾向があるようです。
詳細は次回に持ち越しますが、、A型は小麦に適応するのです。
これは偶然の一致でしょうか。
ビックリしました。

更なるデータを収集してみるつもりですが、どうも“食”と“風土”が血液型と深い関係を持つように思えてきました。
“粗食”で著名な幕内秀夫さんが“風土はフード(Food:食事)”と表現していますが、まさに現実になってきたような気がします。
“日本人には日本食”と多くの栄養学者が提唱しているのも頷けます。

O型の人に合わないとされる主な食材をご紹介します。
決して無理はせず、体調が崩れている時や、選択肢がある時に控える程度で良いと思います。

 

<O型の人に合わないとされる主な食材>

  • 肉類:豚
  • 魚類:キャビア、巻貝、スモークサーモン、タコ
  • 乳製品:殆どのチーズ類(バター、モッツアレラチーズを除く)、牛乳、ヨーグルト
  • 豆類:赤・白インゲン、レンズ豆
  • パン類:小麦を使ったパン類、ベーグル、マフィン類
  • 穀物:小麦を使ったパスタ、クスクス、オート麦粉
  • 野菜:アボガド、白菜、キャベツ、トウモロコシ、ナス、マッシュルーム、しいたけ、オリーブ、ジャガイモ、アルファルファ、芽キャベツ
  • 果物:ブラックベリー、ココナッツ、メロン、オレンジ、イチゴ、ミカン
  • 香辛料:シナモン、コーンスターチ、ナツメグ、黒・白コショウ、バニラ、りんご酢、ワインビネガー
  • ジャム:ケチャップ、ピクルス
  • 飲料:コーヒー、蒸留酒、コーラ、ソーダ、清涼飲料水、紅茶

栄養と日常生活#044:血液型ダイエット(2)

国によって血液型の傾向が異なると前回ご紹介しました。

前回ご紹介した藤田紘一郎先生は、血液型によって罹りやすい病気があったり、特定の病気になり難い血液型があると指摘しています。
そのため、流行り病で減少してしまう血液型と、疾患に罹り難い血液型があるので、偏った特定の血液型が残るのだそうです。
納得できる説だと思います。

では日本人を考えてみましょう。

前回ご紹介したように、日本人で一番多いのはA型です。
しかし、人間の原型は狩猟民族であったO型で、次に農耕民族となって発現したのがA型になります。
日本人はまさしく農耕民族ですので、A型が多いことには納得が行きます。
以前から農耕民族には何故A型が多いのかを長い間、考えています。
狩猟のため移動することを止め、穀物を育て、僅かな家畜を育てながら生活をするようになったのはどうしてでしょうか。

理由の一つは故郷であるアフリカを離れて、ヨーロッパやアジアに移動してみても、以前のアフリカのように、動物が豊富にいなかったと推測されます。
また動物の代りに、魚介類や穀物が豊富に見つかったのではないでしょうか。
A型は、ヨーロッパや北米に多い傾向があるようです。
また気になるのが海に面している国にも目立つような気もします(そう考えると、日本も海に囲まれています)。
ひょっとすると魚を食べるようになったのも、A型が増えた要素なのかも知れません。
日本人は船を作り、漁業で大量の獲物を得られれば、動物を求めて他の土地に移る必要はなく、海草類には豊富なミネラルが含まれていますから、栄養バランスも整っていたとも考えられます。

 

マクロビオティック入門そこで世界中にマクロビオティックを広げた久司道夫さんの本を読んでいた時に、印象に残った部分を思い出しました。
それはアメリカで採れるカボチャの話しです。

アメリカのカボチャは大きいのですが、日本のカボチャのように煮込んで食べても美味しくなく、味も大雑把なので、クリームや砂糖を大量に入れた料理が多かったような気がします。
ハローウィーンで飾るカボチャも、中をくり抜いてロウソクなどを入れて飾った覚えはありますが、くり抜いた部分を食べた記憶はないので、おそらく不味くて食べられなかったのだと思います。

アメリカのカボチャに不満を抱いた久司さんは、こっそりと日本産(確か北海道産だったと思うのですが・・)のカボチャの種をこっそりとアメリカに持ち帰り、アメリカで育ててみたそうです。
すると1年目に収穫したカボチャは日本産と同じ美味しいカボチャに育ったのですが、3代目になると、アメリカで摂れるカボチャと同じ味になってしまったそうです。
つまり土壌の違いです。
土壌に含まれるミネラルやビタミン等が微妙に異なると、それを食べる人の体質も変化するのかも知れません。

それが要因となって、血液型にも影響を及ぼすと考えられます。

アメリカは移民が殆どですから、本来であれば、全ての血液型がバランスよく存在している筈です。
しかしアメリカは、A型が41%、O型が45%で、この2つの血液型だけで86%を占めています。
残りのB型は僅かに10%、AB型は4%に過ぎません。
おそらく移民した当時は、色々な血液型だったのが、アメリカの土壌で育った食べ物を食べ続ける内に、A型やO型の増加へと移行していったのではないでしょうか。

そこでアメリカに住む人種の人数を調べてみました。
するとヒスパニック及びラテン系が一番多く、約5,500万人、ドイツ系アメリカ人が5,000万人、そして意外にもアフリカ系は3,900万人でした。
アフリカから連れ出された黒人は、おそらく殆どがO型だろうと思うのですが、人口的には第3位でした。
続いてアイルランド系、イングランド系を合わせると6,400万人もいます。
つまり決してアメリカ黒人が大半を占めている訳ではなかったのです。
ちなみに日系アメリカ人は110万人でした。
この結果からも、土壌が与える血液型への影響が大きいと確信を持ちました。

 

その他にも気候や、野菜の種類、肉類の種類なども関与してくると考えられます。

アメリカの女性は3人に1人の確率で、乳癌が発症していると聞いたことがあります(日本人は8人に1人)。
しかしアメリカでは70年代のマクガバン・レポートを始め、チャイニーズ・スタディなどが発表され、今では多くの人が肉類を減らし、積極的に野菜を摂取するようになったと聞きます。
確かにガンの発生率は低下しているようですが、この数十年で乳癌は倍以上に増えていることは不思議です。
またA型の女性が乳癌になりやすいとの報告もあります。
自分はPCや携帯電話から発生する電磁波が大きく関与していると考えていますが、このことは又の機会に譲ります。

 

血液型による不思議は、まだまだ続きます。

 

カイロプラクティック物語今月に新しい本が出版されました。「カイロプラクティック物語」(たにぐち書店)です。

是非、読んでください。

栄養と日常生活#043:血液型ダイエット(1)

また新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

実は去年の暮れから、この先、栄養学の何を伝えようか迷っていました。
数回は、代表的なミネラルをご紹介してきました。
確かに体が必要とするミネラルは、まだまだ山ほどあります。
セレン、クロム等々、それに抗酸化作用が強いカロチノイドのことや、フラボイドのこと・・・。

これでは切りがない、締りがないし、ドンドン印象が薄れて行くなぁと悩みました。
この辺りで、ちょっと新鮮な空気を入れるべきだと考えました。

もう43回目を迎えますので、自分でも以前に何をどこまでご紹介したか、少々忘れかけている部分もあります。
これでは何時も読んでいただいている方々も、きっと戸惑っている部分があるに違いないと・・・。

そこで今回から数回に渡って、“血液型ダイエット”と称して、私たちが持つ血液型と、健康との繋がりを考えて行こうと決めました。
ダイエットは、本来持つ“健康になる”という意味で、決して“痩身”という目的ではありません。

タダモ博士の血液型健康ダイエットもう10年以上前ですが、栄養学に関する本を読み漁っていた時、ピーター・ダダモ博士の『ダダモ博士の血液型健康ダイエット』(集英社文庫)に出会いました。
素晴らしい考え方だと感動しました。
もっと学んでみたいと、検索してみると『ダダモ博士のNEW血液型健康ダイエット』(集英社文庫)も出版されていることを知り、すぐに購入して読んでみました。
前述した本と重なる部分もありましたが、最初の本では理解できなかった部分が理解できました。しかし新たに分からない部分も多々出てきました。

そこで再び検索して調べてみますと、“回虫先生”として有名な藤田紘一郎 先生の『パラサイト式血液型診断』(新潮選書)『血液型の暗号』(日東書院)『腸を整えれば心も体も必ず元気になる』(日本文芸社)等々の本と出会うことが出来ました。

タダモ博士の血液型健康ダイエットNEWお二人の本を比べてみると、多くの共通した部分もありましたが、臨床経験を基に調べているダダモ博士に対して、藤田先生は科学的根拠を重視して、研究を続けているような印象を受けました。

また困ったことは、ダダモ博士の情報量が多すぎて、いったいどこまで受け入れるべきなのか困惑しました。

今回から自分なりに理解した部分を少しずつ、やさしくご紹介して行こうと思います。

私たち人間の、最初の血液は“O型”から始まったことが判明しています(狩猟民族)。
そして数万年前に“A型”の出現(農耕民族)、続いて“B型”の出現と続き(遊牧民族)、最終的に“A型”と“B型”から“AB型”が出現したようです。

これだけでも不思議な進化だと思います。

そこで各国の血液型の分布を調べてみました。
すると日本は面白い傾向があったのです。

何と一番多い血液型が“A型”で約4割を占めます。続いて“O型”の約3割、次が“B型”の約2割、最後に“AB型”の約1割です。

するとこれがアジアの典型的なパターンかと思いきや、隣国の韓国は“A型、B型、O型”が殆ど同じ3割を占め、“AB型”も1割を超えています。
調べてみると、韓国には約11%のAB型の人たちがいるのですが、これほどAB型の人がいる国はありませんでした。
一方、中国では“O型”が最も多く、続いて“A型”と“B型”がほほ同じで、“AB型”は約8%です(ちなみに日本は9%)。

隣国でこんなに違うことに驚きました。
調べてみると、やはり“O型”が最も多い国が多く、反対に最も“B型”が多い国は、インド、イラン、アフガニスタン、パキスタンだけでした。

色々な驚きが続きました。
そして一番驚いたのはアメリカで、何と“O型とA型”で全体の約86%も占めるのです。
不思議です。
確かにネイティブ・アメリカンは“O型”が多いのでしょうが、“B型”は約10%、”AB型”は4%しかいないのです。
世界中の移民によって作られたアメリカは、普通に考えれば、もっと均等に分布していると思います。
これは土壌や気候なども考える必要がありそうです。

今までに経験した血液型の不思議さを、これから数回に渡ってご紹介して行きたいと考えています。

栄養と日常生活#014(仲井DC)

飽和脂肪酸”や“不飽和脂肪酸”など、色々と専門用語が沢山出てきましたので、今回はややこしい内容はちょっとお休みにして、皆さんが興味を持つだろうと思われるお話しをご紹介します。
でもしっかり脂肪に関する話しです。

脂肪と言うと、最初に頭に思い浮かぶのは“肉”です。
そして次に思い浮かぶのは“油”です。
では次は?
・・・と聞かれると迷ってしまいます。
穀類に含まれる脂肪?でなければ、植物の実に含まれる脂肪?

ちょっと待って、忘れていました!
“乳製品”があるではないですか!
そう、乳製品は脂肪を多く含みます。
牛乳、ヨーグルト、チーズ等々。
料理だと、ピザ、グラタン、クリームシチュー、数々のパスタ等々、ウーンよだれが・・(お昼前にこれを書いているので・・・)。

実は自分はピザが大好きで、イタリア系の薄いピザよりも、アメリカ系のチーズたっぷり、具もたっぷり系が大好きでした。
パスタもカルボナーラが大好きで、アメリカにいる時(ロスアンゼルスに12年以上住んでいました)は、週末の昼になると、毎週のようにサンタモニカ通りのパスタの美味しいお店に通い、山盛りのカルボナーラを食べていました。
しかし量が多いのか、もたれて、夕方になっても余りお腹が空かったのを憶えています。

フランク・オスキー日本に帰国して数年してから「栄養学」を詳しく学ぶ決心をし、色々な本を読み始めていた頃、栄養学に詳しい臨床技士の方から、一冊の本を紹介されました。
医学博士のフランク・オスキー著の『牛乳には危険がいっぱい?』(東洋経済新報社)でした。

本の中には、牛乳を飲むと;

  • 鉄欠乏性貧血の原因になる
  • 消化器症状を引き起こしやすい
  • アレルギー体質になる
  • 心筋梗塞、脳卒中、がんのリスクが高まる
  • カルシウムがあまり吸収されない(注1)
  • にきび、虫歯、虫垂炎の原因になる
  • 子どもが慢性疲労におちいりやすい
  • 赤ちゃんが病気にかかりやすい

などと書かれており、更に牛には大量のホルモン剤や抗生物質、または農薬が含まれている等々が紹介されていました。
読んでみると「ナルホドオ!」と唸らされる内容でした(今では改訂版も出ています。皆さんもお読みください)。

でも学校の給食には必ずと言ってよい程、定番で牛乳が出てきますし、カルシウムが豊富に含まれているから、牛乳を飲まないと大きくなれないと大人に言われたのを憶えていませんか?

実は自分は牛乳が飲めません。
小さい頃から、どうしても体が受けつけないのです。
飲むと直ぐにお腹をこわしてしまいます。
一時期は下剤の代わりに飲んだこともある位です。
でもチーズ類は大丈夫(?)で、前述したようにピザやパスタに含まれるチーズは体も受けつけてくれるようでした(でも汚い話しで恐縮ですが、おナラや便の匂いは強烈でした)。

真弓定夫1数年前、ある友人から「先生と同じことを提唱しているお医者さんがいますよ」と、数冊の小冊子が送られてきました。

東京の吉祥寺で開業しておられる真弓 定夫 先生が監修した本でした。
真弓先生は小児科が専門で、殆ど薬や注射を用いず、食生活や生活環境を改善すれば、ちょっとした病気なら治せると数十年も指導していらっしゃるそうです。

そして送られてきた小冊子の中に『牛乳はモー毒?』(美健ガイド社)がありました(更に“断乳できない悲しい日本人”も発行されています)。

牛乳が苦手で、特別な検査で乳製品は自分の体には合わないことを知り、今では乳製品は殆ど摂取していません。
最初は辛かった時期もありましたが、数年前にピザを食べてみた所、翌日に下痢をして、便の匂いも酷かったので、再度やはり自分には合わないのだと確信しました。
今では、パスタのお店に行っても、乳製品が入っていないものを注文するようになりました。

でもそれは特定な人に当てはまるだけで、ご自分は当てはまらないと考えておられる方も多いと思います。
また乳製品を取り扱う飲食店をなさっておられる方や、酪農を職業としている方々が、この文章を読んだら憤慨されると思います。

ごもっともです。

乳製品を止めるかどうかは、もちろん個人個人が決めることです。
これを単なる一つの情報源として受け取って頂きたいと思っております。

 

ダダモ1でも最後にもう一つだけご紹介させて下さい。
少しは参考になると思います。

最近は、“血液型”を研究する科学者が増えているようです。
もちろん血液占いではありません。

アメリカでは自然療法学の医師であるピーター・J・ダダモ博士の『ダダモ博士の血液型 健康ダイエット』(集英社文庫)、日本ではカイチュウ先生として有名な藤田紘一郎 先生の『パラサイト式 血液型診断』(新潮選書)などが知られています。

 

藤田(14)それぞれ本の内容は異なりますが、共通しているのは、我々ホモサピエンスが、狩りをして生活をしていた頃はO型しかいなかったこと。
そして次に農耕生活をする人達が出てきてA型が生まれ、遊牧民からB型が発生したことは、共通意見のようです。
AB型はまだ1,500年程度の歴史がないとも言われていますが、これは1,500年以上前の化石からAB型が見つかっていないことが根拠となっているようです。

 

 

乳製品を摂取するようになったのは、遊牧民が最初だと考えられています。
つまりB型の人には乳製品が適応することになります(注:両親共にB型であることが基本です)。

すると狩りの生活をしていたO型の人達と、農耕をして生活をしていたA型を継いだ人達は、乳製品に適応することが難しいと考えられます。

日本人は大まかに4割がA型、3割がO型、2割がB型、そして1割がAB型だと言われています。

つまりA型とO型で7割(ABを入れると8割)の人達は、おそらく乳製品に適応しないことになります(因に自分もOAからのA型です)。

血液型だけで、乳製品が適応するか不適応かを決めるのは安易だと思われるかも知れませんが、参考にはなると思い、今回ご紹介しました。

 

(注1)牛乳に含まれるカルシウムはリンと結合してしまうのと、牛乳にはカゼインというタンパク質が含まれ、カゼインが胃や腸の粘膜に膜を張るので、栄養が吸収され難くなります。お酒を飲む前に牛乳を一杯飲むと二日酔いにならないという慣習の理由です。