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栄養と日常生活#059:少し怖い話し(1)

最近は何故か再び「栄養学」に関わる本に出会うことが増えてきました。
栄養学の勉強は、もうそろそろ控えても良いんじゃないの?と思っていたのですが・・・。
もう10年以上、栄養学に携わり、読んできた本も軽く200冊は超えたと思います。
ですから、もう良いだろうと内心思っていたのです。

もちろん栄養学の勉強を放棄するのではなく、これからはマイペースでゆっくりとジワジワと継続して行けば良いだろうと考えていたのです。

牧田善二しかし最近出会った本『老けたくないなら「AGE」を減らしなさい』(牧田善二著 ソフトバンク新書)や、『50歳からは炭水化物をやめなさい』(藤田紘一郎 著 だいわ文庫)『「やわらかい血管」で病気にならない』(高沢謙二 著 ソフトバンク新書)『「砂糖」をやめれば10歳若返る』白澤卓二著 ベスト新書)に出会い、読んでいたら、またまた炭水化物(主にですが)の問題に行き着いてしまいました。

また近年は、尊敬している新潟大学大学院医学部の教授を務め、免疫学の大家でおられる安保徹先生も、最近はミトコンドリアに注目し、解糖系ではなく、ミトコンドリア系にしなさい、糖分依存から脱却しなさいと勧めておられます。

まだ全てを把握したのではなく、少しだけ新たに理解してきてことがあります。

つまり、炭水化物(グリコーゲン)から得られたブドウ糖を土台にして、ミトコンドリア内のクエン酸サイクルでエネルギー産生する方法に依存するのではなく、脂質(脂肪酸)から得られたケトン体を用いたクエン酸サイクルを利用して、エネルギー(ATP)を得なさいということらしいのです。

藤田紘一郎もちろんタンパク質(アミノ酸)をブドウ糖に変換させ、エネルギーを産生する方法もあります。

取り敢えず炭水化物、特に精製された炭水化物は止めなさいと、全ての著者が口を揃えて声高く唱えているのです。

詳しくは著書に譲りますが、自分も以前から、まずは“精製”された白砂糖を黒砂糖やハチミツ(乳児以外)に、白米を胚芽米や玄米に、小麦粉を全粒粉にと提唱してきました。

またピーター・ダダモ博士を筆頭とする血液型ダイエットの立場から、血液型がO型の人は、小麦粉に含まれるグルテンというレクチン(タンパク質)が合わないから、止めた方が良いとも提案して来ました。

 

 

白澤卓二2どうも最近の本を読んでいると、特に“砂糖”に対するバッシングが増えてきている傾向がみられます。

何故でしょう?

歴史的観点から見直してみると、日本では1870年代は1日に摂取していた砂糖の量は、たった4グラム程度でしたが、100年後の1970年代には、何と約20倍の80グラムにまで増えたそうです。
2016年の今では100グラムを超えていると容易に想像できます。
つまり150年足らずで、25倍以上の摂取量に増えたという計算になります。

多くの科学者は、人間の体は1万年前から、殆ど進化していないと提唱しています。
実際に私たちの体内の機能を探ってみると、低血糖になると血糖値を上げるシステムは幾つも備え持っているのですが、高血糖に合せて血糖値を下げるシステムは1つしかなく、膵臓から分泌されるインスリンが血糖値を下げるのが唯一の方法であり、備え持つ機能です。
つまり本来は血糖値を上げる必要が殆どで、血糖値を下げる必要は皆無に近かったことになります。

日本に砂糖が伝わったのは8世紀のことだと伝えられています。
当時は高価なものとして扱われ、“薬”として用いられていたようです。
調味料としては使われず、当時の甘味料は米を発酵させた甘酒や、麦芽を発酵させて作ったアメが用いられていました。

日本で砂糖が甘味料として使われるようになったのは16世紀のことで、国内での砂糖キビの栽培もこの頃から始まりました。
それでも1900年代までは、それほど量は増えなかったのですが、高度経済成長期から一気に日本の食生活が変わり、豊かになり、欧米化が急速に広がったのです。

 

高沢謙二1どうして、そんなに砂糖に依存するようになったのでしょう。

それは砂糖は依存性というマイルド・ドラッグの要素があったのです。
砂糖を始めとするジャンク・フードは高い依存性があることが判明しています。
これは幾つもの研究で証明されています。

例えばマウスを3つのグループに分類し、1つのグループには通常のエサを与え、2つ目のグループにはジャンク・フードを与えますが、一定量しか与えません。
そして最後のグループには食べられるだけの砂糖やトランス脂肪たっぷりのジャンク・フードを与えます。
すると普通のエサや、一定量のジャンク・フードを与えられたグループは、体重の変化や体質の変化は少ししか認められませんでしたが、食べたいだけジャンク・フードを与えたグループは、摂取を止めようとせず、体重もドンドン増え、体質も変わり、色々な疾患が生じやすくなったのです。
まさしくマイルド・ドラッグの依存性だと言えます。
また恐ろしいのは、体重過多になったマウスのグループの食事を、普通のエサに変えても、食べられなくなることです。

また2004年代に映画監督自身が実験材料となり、毎食ジャンク・フードを摂り続けたドキュメンタリー映画を思い出します。
彼は30日間の実験予定でしたが、確か20日過ぎでドクター・ストップがかかり、実験は中止になったと聞いています。
著しい体重の増加と、血圧や体脂肪が異常に増えてしまったのを憶えています。

どうやら、砂糖は依存性に富んだ、“マイルド・ドラッグ”だと認識すべきです。

 

ちょっと疲れたら“チョコレート”や“甘い物”という考え方を変えませんか?
日本では隠れ糖尿病を入れると、2200万人以上の人が各当するそうです。

“日本人総砂糖依存症”にならないためにも・・・

栄養と日常生活#047:血液型ダイエット(5)

最初にお断りしておきます。
自分は血液型で性格判断をしようとは微塵にも思っておりません。
人は、それぞれの生まれた土地、時代、環境、両親や親類、友人関係など人間関係などで、性格は築かれるものだと信じています。
故に血液型で性格判断は出来るとは思っていません。
しかし今までの経験から、血液型による相性は多少はあるような気はしています。

ある時、高校時代の気の合う友人が集まった際に、血液型の話しになりました。
すると何と10名近くいた友人たちは、全員A型だったのです。
驚きました。偶然とはいえ、そんなことが有り得るのかと・・・

今回、血液型による健康ダイエットをご紹介する上で、色々と悩みました。
食に関わることに、血液型で判断して、「貴方はO型だから、これは食べても良いけど、これはダメ」などと決めつけても良いのか迷いました。
血液型の科学 (祥伝社新書) もちろん最終的な結論は出ていません。が、ある傾向として受け止めて頂ければと思います。

基本的なデータは以前ご紹介したピーター・ダダモ博士藤田紘一郎先生の著書から得たものです。
そこに自分の経験を加えました。

 

まずはO型から始めます。
それは私たちの祖先はO型から始まったからです。

元々はアフリカで発生したネアンデルタール人はO型でした。
O型の主生活は狩猟です。
それから約4万年前頃にクロマニヨン人が発生したと言われています。

しかし2~3万年前にアフリカの人口が増え過ぎて、多くの動物が減り始めたことが要因となって、人類は全世界に移住を始めたと考えられています。
当時の人間はO型でしたから、今でも多くの原住民はO型が多いようです。
不思議な点も多いのですが、何故かO型なのです。

つまりO型の人は、狩猟民族の食事が適応することになります。
つまり主な食事は肉類と野菜が適しています。
しかし問題なのは、穀類、パン、豆類、そして乳製品が合わないということです。。

特にO型の人は何故か小麦が合いません。
特に小麦粉に含まれるグルテンに適応できないというデータが出ています。
グルテンは小麦粉に粘り(コシ)を作り出す成分です。
この数年、アメリカではグルテンが注目されています。
何故かアメリカから帰国した人たちは、口を揃えたように、“グルテン、グルテン”と騒ぎ立てます。
確かにアメリカ人の41%はO型です(ちなみに日本人は31%)。
そう、グルテンは、前回ご紹介したレクチンの一種で、タンパク質の仲間です。
でもグルテンが問題になるとしたら、“グルテンが豊富”と謳って宣伝している讃岐ウドンはどうなるのでしょう。そこで今回は“讃岐ウドン”を基に色々と調べてみました。

カイチュウ博士のオトコ強化論 (双葉新書) ネットで調べてみると、驚く情報が得られました。
日本の土地での血液型の分布を調べてみると、何と四国は圧倒的にA型が多いのです。
極端な結論ですが、讃岐ウドンの特産地である香川県を含め、徳島県、高知県、愛媛県にはA型が多い傾向があるようです。
詳細は次回に持ち越しますが、、A型は小麦に適応するのです。
これは偶然の一致でしょうか。
ビックリしました。

更なるデータを収集してみるつもりですが、どうも“食”と“風土”が血液型と深い関係を持つように思えてきました。
“粗食”で著名な幕内秀夫さんが“風土はフード(Food:食事)”と表現していますが、まさに現実になってきたような気がします。
“日本人には日本食”と多くの栄養学者が提唱しているのも頷けます。

O型の人に合わないとされる主な食材をご紹介します。
決して無理はせず、体調が崩れている時や、選択肢がある時に控える程度で良いと思います。

 

<O型の人に合わないとされる主な食材>

  • 肉類:豚
  • 魚類:キャビア、巻貝、スモークサーモン、タコ
  • 乳製品:殆どのチーズ類(バター、モッツアレラチーズを除く)、牛乳、ヨーグルト
  • 豆類:赤・白インゲン、レンズ豆
  • パン類:小麦を使ったパン類、ベーグル、マフィン類
  • 穀物:小麦を使ったパスタ、クスクス、オート麦粉
  • 野菜:アボガド、白菜、キャベツ、トウモロコシ、ナス、マッシュルーム、しいたけ、オリーブ、ジャガイモ、アルファルファ、芽キャベツ
  • 果物:ブラックベリー、ココナッツ、メロン、オレンジ、イチゴ、ミカン
  • 香辛料:シナモン、コーンスターチ、ナツメグ、黒・白コショウ、バニラ、りんご酢、ワインビネガー
  • ジャム:ケチャップ、ピクルス
  • 飲料:コーヒー、蒸留酒、コーラ、ソーダ、清涼飲料水、紅茶

栄養と日常生活#046:血液型ダイエット(4)

前回は血液型について簡単な説明をさせて頂きました。
今回は、その血液型と食べ物との関係について考えてみたいと思います。

血液型によって影響を受けるのは、レクチンと呼ばれるタンパク質です。
レクチンとは、糖鎖に結合活性を示すタンパク質の総称と言われ、まだ完全には解明されていないようです。
それはレクチンは多量体を形成するため、分子サブドメイン内に糖認識サイトを1つしか持っていない場合でも、多量体を形成することで、糖鎖分子を介した架橋を形成する能力を発するからだそうです。

しかし、今回ご紹介させて頂いている多くの情報源であるピーター・ダダモ博士は、特定の血液型に反応するレクチンには注意が必要だと警鐘を鳴らしています。

 

ピーター・ダダモ博士;

アメリカを代表する自然療法学の医師。ワシントン州シアトルのジョン・バスティア大学自然療法医学卒業。血液型別健康法に着目した父ジェイムズの研究を発展させ、コネティカット州スタンフェードのクリニックで臨床に携わりながら、著作や講演活動を精力的にこなしている。「自然療法医療ジャーナル」誌の創刊者・名誉編集長でもある。
集英社文庫:“ダダモ博士の血液型健康ダイエット”より抜粋

タンパク質の生命科学―ポスト・ゲノム時代の主役 (中公新書) 博士は、私たちが普段摂取している食事に含まれるレクチンの95%は体外に排除されると説明しています。
しかし残りの5%は血液内に侵入して、赤血球や白血球を凝集させ、しかも破壊すると言っています。
そしてレクチンの働きは、消化管内で最も活発化され、敏感な腸の粘膜に激しい炎症を起こすことも多いそうです。
また特定の血液型に反応するレクチンの場合は、少量でも非常に多くの細胞を凝集させてしまうと提唱しています。

また、どの食品も危険であるのではないそうです。

レクチンを多く含む食品は、豆類、魚介類、穀物、野菜で、私たちは、特定な血液型に反応して凝集作用を起こすレクチンを避ければいいそうです。

例えば小麦に含まれるグルテンは有名ですが、グルテンは小腸の壁に凝集反応を起こし、腸にひどい炎症を起こしたり、腹痛を伴う過敏性腸症候群を引き起こします。
この事実は現在アメリカで注目されています。
特にO型の人は、グルテンによる反応を示しやすいと言われ、今ではグルテンフリーの食品まで流通しているようです。
ちなみにウナギの血中に含まれるレクチンは、O型の赤血球を凝集させてしまうことも証明されています。

食品によってレクチンの種類は異なります。
前述した小麦に含まれるレクチンと、大豆に含まれるレクチンの構造は異なりますので、それぞれの組み合わせの違う糖に密着します。
つまり小麦も大豆も病気の原因となるか、優れた栄養素になるかは、血液型で異なることになります。

タンパク質の一生―生命活動の舞台裏 (岩波新書)ロシアの研究者によると、精神障害者の脳は、ある種の食品に含まれるレクチンに対して、普通の人の脳よりも敏感に反応すると発表しています。
またアメリカでは、関節炎で苦しんでいる人たちの多くは、トマト、ナス、ジャガイモなどのナス科の野菜を避けている人が多いそうです。
何故ならナス科の植物には関節炎を悪化させるレクチンが非常に多く含まれているからだそうです。

特定な植物に含まれるレクチンは、白血球の受容体に働きかけ、白血球を急激に増殖させるそうです。

このような働きをするレクチンは、ミトゲン(分裂促進剤)と呼ばれ、ミトゲンは細胞同士をくっつけて血管を塞ぐのではなく、自分を他の物質にくっつけるのだそうです。
例えばヤマゴボウの葉や茎は、白血球の増殖を増やす働きの強いレクチンが含まれているそうです。

 

こう見てみると、自分たちは自分が持つ血液型の相性を知っておく方が良さそうです。
特に体調を崩している時は、自分の血液型に合わない食べ物は避けるべきではないでしょうか。

 

そこで次回から個別の血液型に合わない食べ物をご紹介したいと考えています。

栄養と日常生活#043:血液型ダイエット(1)

また新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

実は去年の暮れから、この先、栄養学の何を伝えようか迷っていました。
数回は、代表的なミネラルをご紹介してきました。
確かに体が必要とするミネラルは、まだまだ山ほどあります。
セレン、クロム等々、それに抗酸化作用が強いカロチノイドのことや、フラボイドのこと・・・。

これでは切りがない、締りがないし、ドンドン印象が薄れて行くなぁと悩みました。
この辺りで、ちょっと新鮮な空気を入れるべきだと考えました。

もう43回目を迎えますので、自分でも以前に何をどこまでご紹介したか、少々忘れかけている部分もあります。
これでは何時も読んでいただいている方々も、きっと戸惑っている部分があるに違いないと・・・。

そこで今回から数回に渡って、“血液型ダイエット”と称して、私たちが持つ血液型と、健康との繋がりを考えて行こうと決めました。
ダイエットは、本来持つ“健康になる”という意味で、決して“痩身”という目的ではありません。

タダモ博士の血液型健康ダイエットもう10年以上前ですが、栄養学に関する本を読み漁っていた時、ピーター・ダダモ博士の『ダダモ博士の血液型健康ダイエット』(集英社文庫)に出会いました。
素晴らしい考え方だと感動しました。
もっと学んでみたいと、検索してみると『ダダモ博士のNEW血液型健康ダイエット』(集英社文庫)も出版されていることを知り、すぐに購入して読んでみました。
前述した本と重なる部分もありましたが、最初の本では理解できなかった部分が理解できました。しかし新たに分からない部分も多々出てきました。

そこで再び検索して調べてみますと、“回虫先生”として有名な藤田紘一郎 先生の『パラサイト式血液型診断』(新潮選書)『血液型の暗号』(日東書院)『腸を整えれば心も体も必ず元気になる』(日本文芸社)等々の本と出会うことが出来ました。

タダモ博士の血液型健康ダイエットNEWお二人の本を比べてみると、多くの共通した部分もありましたが、臨床経験を基に調べているダダモ博士に対して、藤田先生は科学的根拠を重視して、研究を続けているような印象を受けました。

また困ったことは、ダダモ博士の情報量が多すぎて、いったいどこまで受け入れるべきなのか困惑しました。

今回から自分なりに理解した部分を少しずつ、やさしくご紹介して行こうと思います。

私たち人間の、最初の血液は“O型”から始まったことが判明しています(狩猟民族)。
そして数万年前に“A型”の出現(農耕民族)、続いて“B型”の出現と続き(遊牧民族)、最終的に“A型”と“B型”から“AB型”が出現したようです。

これだけでも不思議な進化だと思います。

そこで各国の血液型の分布を調べてみました。
すると日本は面白い傾向があったのです。

何と一番多い血液型が“A型”で約4割を占めます。続いて“O型”の約3割、次が“B型”の約2割、最後に“AB型”の約1割です。

するとこれがアジアの典型的なパターンかと思いきや、隣国の韓国は“A型、B型、O型”が殆ど同じ3割を占め、“AB型”も1割を超えています。
調べてみると、韓国には約11%のAB型の人たちがいるのですが、これほどAB型の人がいる国はありませんでした。
一方、中国では“O型”が最も多く、続いて“A型”と“B型”がほほ同じで、“AB型”は約8%です(ちなみに日本は9%)。

隣国でこんなに違うことに驚きました。
調べてみると、やはり“O型”が最も多い国が多く、反対に最も“B型”が多い国は、インド、イラン、アフガニスタン、パキスタンだけでした。

色々な驚きが続きました。
そして一番驚いたのはアメリカで、何と“O型とA型”で全体の約86%も占めるのです。
不思議です。
確かにネイティブ・アメリカンは“O型”が多いのでしょうが、“B型”は約10%、”AB型”は4%しかいないのです。
世界中の移民によって作られたアメリカは、普通に考えれば、もっと均等に分布していると思います。
これは土壌や気候なども考える必要がありそうです。

今までに経験した血液型の不思議さを、これから数回に渡ってご紹介して行きたいと考えています。

栄養と日常生活#014(仲井DC)

飽和脂肪酸”や“不飽和脂肪酸”など、色々と専門用語が沢山出てきましたので、今回はややこしい内容はちょっとお休みにして、皆さんが興味を持つだろうと思われるお話しをご紹介します。
でもしっかり脂肪に関する話しです。

脂肪と言うと、最初に頭に思い浮かぶのは“肉”です。
そして次に思い浮かぶのは“油”です。
では次は?
・・・と聞かれると迷ってしまいます。
穀類に含まれる脂肪?でなければ、植物の実に含まれる脂肪?

ちょっと待って、忘れていました!
“乳製品”があるではないですか!
そう、乳製品は脂肪を多く含みます。
牛乳、ヨーグルト、チーズ等々。
料理だと、ピザ、グラタン、クリームシチュー、数々のパスタ等々、ウーンよだれが・・(お昼前にこれを書いているので・・・)。

実は自分はピザが大好きで、イタリア系の薄いピザよりも、アメリカ系のチーズたっぷり、具もたっぷり系が大好きでした。
パスタもカルボナーラが大好きで、アメリカにいる時(ロスアンゼルスに12年以上住んでいました)は、週末の昼になると、毎週のようにサンタモニカ通りのパスタの美味しいお店に通い、山盛りのカルボナーラを食べていました。
しかし量が多いのか、もたれて、夕方になっても余りお腹が空かったのを憶えています。

フランク・オスキー日本に帰国して数年してから「栄養学」を詳しく学ぶ決心をし、色々な本を読み始めていた頃、栄養学に詳しい臨床技士の方から、一冊の本を紹介されました。
医学博士のフランク・オスキー著の『牛乳には危険がいっぱい?』(東洋経済新報社)でした。

本の中には、牛乳を飲むと;

  • 鉄欠乏性貧血の原因になる
  • 消化器症状を引き起こしやすい
  • アレルギー体質になる
  • 心筋梗塞、脳卒中、がんのリスクが高まる
  • カルシウムがあまり吸収されない(注1)
  • にきび、虫歯、虫垂炎の原因になる
  • 子どもが慢性疲労におちいりやすい
  • 赤ちゃんが病気にかかりやすい

などと書かれており、更に牛には大量のホルモン剤や抗生物質、または農薬が含まれている等々が紹介されていました。
読んでみると「ナルホドオ!」と唸らされる内容でした(今では改訂版も出ています。皆さんもお読みください)。

でも学校の給食には必ずと言ってよい程、定番で牛乳が出てきますし、カルシウムが豊富に含まれているから、牛乳を飲まないと大きくなれないと大人に言われたのを憶えていませんか?

実は自分は牛乳が飲めません。
小さい頃から、どうしても体が受けつけないのです。
飲むと直ぐにお腹をこわしてしまいます。
一時期は下剤の代わりに飲んだこともある位です。
でもチーズ類は大丈夫(?)で、前述したようにピザやパスタに含まれるチーズは体も受けつけてくれるようでした(でも汚い話しで恐縮ですが、おナラや便の匂いは強烈でした)。

真弓定夫1数年前、ある友人から「先生と同じことを提唱しているお医者さんがいますよ」と、数冊の小冊子が送られてきました。

東京の吉祥寺で開業しておられる真弓 定夫 先生が監修した本でした。
真弓先生は小児科が専門で、殆ど薬や注射を用いず、食生活や生活環境を改善すれば、ちょっとした病気なら治せると数十年も指導していらっしゃるそうです。

そして送られてきた小冊子の中に『牛乳はモー毒?』(美健ガイド社)がありました(更に“断乳できない悲しい日本人”も発行されています)。

牛乳が苦手で、特別な検査で乳製品は自分の体には合わないことを知り、今では乳製品は殆ど摂取していません。
最初は辛かった時期もありましたが、数年前にピザを食べてみた所、翌日に下痢をして、便の匂いも酷かったので、再度やはり自分には合わないのだと確信しました。
今では、パスタのお店に行っても、乳製品が入っていないものを注文するようになりました。

でもそれは特定な人に当てはまるだけで、ご自分は当てはまらないと考えておられる方も多いと思います。
また乳製品を取り扱う飲食店をなさっておられる方や、酪農を職業としている方々が、この文章を読んだら憤慨されると思います。

ごもっともです。

乳製品を止めるかどうかは、もちろん個人個人が決めることです。
これを単なる一つの情報源として受け取って頂きたいと思っております。

 

ダダモ1でも最後にもう一つだけご紹介させて下さい。
少しは参考になると思います。

最近は、“血液型”を研究する科学者が増えているようです。
もちろん血液占いではありません。

アメリカでは自然療法学の医師であるピーター・J・ダダモ博士の『ダダモ博士の血液型 健康ダイエット』(集英社文庫)、日本ではカイチュウ先生として有名な藤田紘一郎 先生の『パラサイト式 血液型診断』(新潮選書)などが知られています。

 

藤田(14)それぞれ本の内容は異なりますが、共通しているのは、我々ホモサピエンスが、狩りをして生活をしていた頃はO型しかいなかったこと。
そして次に農耕生活をする人達が出てきてA型が生まれ、遊牧民からB型が発生したことは、共通意見のようです。
AB型はまだ1,500年程度の歴史がないとも言われていますが、これは1,500年以上前の化石からAB型が見つかっていないことが根拠となっているようです。

 

 

乳製品を摂取するようになったのは、遊牧民が最初だと考えられています。
つまりB型の人には乳製品が適応することになります(注:両親共にB型であることが基本です)。

すると狩りの生活をしていたO型の人達と、農耕をして生活をしていたA型を継いだ人達は、乳製品に適応することが難しいと考えられます。

日本人は大まかに4割がA型、3割がO型、2割がB型、そして1割がAB型だと言われています。

つまりA型とO型で7割(ABを入れると8割)の人達は、おそらく乳製品に適応しないことになります(因に自分もOAからのA型です)。

血液型だけで、乳製品が適応するか不適応かを決めるのは安易だと思われるかも知れませんが、参考にはなると思い、今回ご紹介しました。

 

(注1)牛乳に含まれるカルシウムはリンと結合してしまうのと、牛乳にはカゼインというタンパク質が含まれ、カゼインが胃や腸の粘膜に膜を張るので、栄養が吸収され難くなります。お酒を飲む前に牛乳を一杯飲むと二日酔いにならないという慣習の理由です。