奄美世のごはん#050:基本の8(脂質)

さてさて、3大栄養素のひとつ、脂質へと進みましょう。

私たちの身体の脂質は、そのほとんどがトリアシルグリセリド(トリグリセリド)です。
ふくよかな方にとって、数値が気になる中性脂肪のことです。
トリグリセリドという呼び名は、「グリセロールと3つの脂肪酸で出来ています」という意味で、脂質の構造を表しています。

そして、グリセロールにくっついている脂肪酸の種類によって、その脂質の性質が決まります。
市販されている油や食品にも表示されています。
脂肪酸には、γ-リノール酸、リノレン酸、オレイン酸、パルミチン酸、などなどいろんな種類があります。

脂質5脂質1_0000脂肪酸の仲間には、頭に“必須”がつく必須脂肪酸があります。

この必須脂肪酸は、私たちが体内で生合成できない脂肪酸です。
生合成できないのですが、生きていくために必須な脂肪酸なので、必ず外から摂り入れなければなりません。
つまり、食べものから必ず摂らなければならないのです。

 

必須脂肪酸は、リノール酸とα-リノレン酸の2つです。

他に、リノール酸を原料に私たちの体内で生合成される「γ-リノレン酸」と「アラキドン酸」、α-リノレン酸を原料に生合成される「DHA」(ドコサヘキソエン酸)と「EPA」(エイコサペンタエン酸)の4つの脂肪酸は、生合成される量が身体に必要とされる量に満たなかったり、生合成の時に働く酵素の活性が人によって違うなどもあって、必須脂肪酸に含めることもあります。

 

脂質4_0000脂質2_0000必須脂肪酸は、私たちの身体の中でいろんな役割を担っています。
不足したり、それぞれの必須脂肪酸のバランスが悪いと、さまざまな影響が表れます。
必要量の必須脂肪酸をバランスよく摂取することが、とても重要になります。
ダイエットや一部の成分の効能だけを考えて油を選ぶと、必須脂肪酸の不足やアンバランスを来たしてしまいます。

 

 

脂質3_0000必須とはいえ、必要以上はいりません。

エネルギー源となる3大栄養素のうち、脂質はもっとも高カロリーです。
過不足なく、バランスよく摂るために、少しずつ脂肪酸を掘り下げていきましょう。

 

まずは、ご自宅の台所にある油の成分表示をみてください。

店頭に並ぶ油の表示を確認してください。

どんな脂肪酸が、どんな割合で含まれているでしょう。

 

 

先週末に新月を迎え、少しずつ月が育ちます

末の十五夜に、名月を愛でる時がたくさんの人に訪れますように

満月

About 古田 朋子

1964年奄美生まれ。Holistic Nutrition(米国)学士・修士。創価大学(通信教育部)卒業。
PAAC(パシフィックアジアカイロプラクティック協会)付属ユニバーサルカイロプラクティックカレッジ卒業。
在学中よりセサミ・カイロプラクティックに勤務する。
PAAC認定・MCC(メディカルカイロプラクティックカレッジ)認定・米国SORS(Sacro Occipital Reserch Society International)認定のカイロプラクター。ハンズプラクティスカレッジ栄養学/婦人科学講師。
数多くのカイロプラクティック関連の訳本を手掛け、自らも業界専門誌「セサモイド・カイロプラクティック・ジャーナル」の編集に携わる。