奄美世のごはん#035:閉経のころの貧血

閉経が近づくと、月経が不規則になり始めます。

出血が止まらずに、急性の貧血を起こす場合もあるようですが、出血量が少なくても、出血が長く続いたり、短期間に月経を繰り返す場合は、トータルの出血量が多くなり、慢性の貧血または貧血傾向にいたることもあります。

少しずつ低下する造血能や食欲、食の偏りも貧血に拍車をかけます。
疲れや物忘れ、不安感など、歳のせいにしていたことが貧血の症状であることも。

 

金作原原生林(奄美世のごはん by 古田朋子)|DoctorsSuggestion.com閉経期になると、排卵はほとんど成されなくなります。

すると、排卵後に卵巣から分泌されていた、プロゲステロンという女性ホルモンが分泌されなくなります。

このプロゲステロンというホルモンは、身体の中でコレステロールをもとに作られる、ステロイドホルモンのひとつです。

子宮内膜の安定や、妊娠の維持に働きます。

またプロゲステロンは、他のステロイドホルモンの原料にもなります。
したがって、その分泌の中止は、他のステロイドホルモンの原料不足を引き起こすことになります。

副腎では、プロゲステロンを原料に、さまざまなストレスに対抗する抗ストレスホルモンが作られます。
排卵がなくなり、原料となるプロゲステロンが不足すると、抗ストレスホルモンが激減し、ストレスにうまく対応できなくなりがちです。

 

サツマサンキライ(奄美世のごはん by 古田朋子)|DoctorsSuggestion.com心や身体にたくさんのストレスがかかると、脳の下垂体がホルモンの分泌を増やそうと、指令を頻繁に発するため、自律神経系へも混乱が波及し、さまざまな影響が表れます。

しかし、多くの女性はこの期に達する頃、“生きること”における経験値が確実にとても高くなっています。
生活の在り方や、心の持ちようを見直すことで、うまく対応していく手段を必ず手に入れています。

 

海(奄美世のごはん by 古田朋子)|DoctorsSuggestion.com時々ペースを落としてください。
手に入れたアイテムをどこにしまいこんだか、思い出してみて下さい。
そして、探し出して磨き上げて下さい。

身体は衰えるのではなく、高機能・高性能にバージョンアップします。

少量のガソリンで、より速くより遠くへ移動できる高性能の車と同じ。
低量の内分泌機能で事足りるようになるのです。

成長期ほどの血液量はいりません。

必要最低限の、でも、質のよい血液を充分に造り、そして使いましょう。
ホルモンを必要に応じて変化させ、そのメッセージを運んで表現させるために、必要充分なビタミンやミネラル、その他の栄養素を摂り入れましょう。

血液が必要な組織に運び届けてくれます。

    そのためには・・・

  • 自分を大切にすること

  • 内も外も手入れすること

  • 自分を信じること

  • ごまかさないこと

ひかげへご(奄美世のごはん by 古田朋子)|DoctorsSuggestion.com

About 古田 朋子

1964年奄美生まれ。Holistic Nutrition(米国)学士・修士。創価大学(通信教育部)卒業。
PAAC(パシフィックアジアカイロプラクティック協会)付属ユニバーサルカイロプラクティックカレッジ卒業。
在学中よりセサミ・カイロプラクティックに勤務する。
PAAC認定・MCC(メディカルカイロプラクティックカレッジ)認定・米国SORS(Sacro Occipital Reserch Society International)認定のカイロプラクター。ハンズプラクティスカレッジ栄養学/婦人科学講師。
数多くのカイロプラクティック関連の訳本を手掛け、自らも業界専門誌「セサモイド・カイロプラクティック・ジャーナル」の編集に携わる。