栄養と日常生活#027(仲井DC)

ビタミンB2はリボフラビン、またはラクトフラビンとも呼ばれます。
ビタミンB2は水溶性のビタミンで、熱や酸に強く、通常の調理では失われない性質を持ちます。

昔は成長因子として知られ、ビタミンGと呼ばれていたこともあるそうです。
基本的には成長と生殖の補助をしますが、3大栄養素(炭水化物、脂肪、タンパク質)の代謝、呼吸、赤血球の形成、抗体の産生にも必要です。
また正常な甲状腺の活性や維持、皮膚、爪、頭髪などの健康維持にも不可欠であることも判明しています。
多くの目の疾患の予防や治療にも役立ち、目の充血や、乾燥、かゆみ、眼精疲労にも効果があることが分かっています。

27ー1成人男子には1日に1.2mg、成人女性は1.0mgの摂取が勧められています。
そしてビタミンB2は尿の色を黄色にします(これについては後述)。
よくビタミンCを大量に摂取すると、尿が黄色くなると聞くことがありますが、ビタミンCは無色ですので、尿の色が黄色くなることはありません。
ちなみに正常な健康な尿は、少し黄色い状態です。
無色ではありませんのでご注意を。

 

 

ビタミンB2が不足すると多くの症状が現われます;

  • 生長の遅延や早期老化
  • 白内障や角膜炎などの眼の障害
  • 口角炎や口内炎、咽頭痛などの口腔疾患
  • 生殖器の炎症や痒みと胃腸障害
  • 筋の痙攣
  • 経口避妊薬はB2、B6のレベルを減少させる
  • アルコールはB1、B2、Cのレベルを減少させる

等々、様々な問題を引き起こします。

 

27ー2では過剰にビタミンB2を摂取したらどうでしょう。
1日に必要な量よりも数百倍レベルを長期続けても無害であることが分かっていますが、1日に400mg以上摂取すると、下痢や多尿が起こるそうです。
しかしそんなに摂取する人は多分いませんので、まず無害だと考えてよさそうです。

 

ここで体験談をご紹介します。

自分には父親から受け継いだ“痛風”があります。
最初に発症したのはカイロプラクティックの大学にいた頃で、何故か大きなテストが終わって、数日経つと発症していました。
酷い頃は1年に2~3回も発症していました。
アメリカでの車社会による運動不足、ストレス、食べ過ぎが引き金だったと思っています。
もちろん薬は一切服用していません。

帰国して電車通勤に変わったお陰で、体重が直ぐに10キロ以上減少したことが幸いして、発症は1年に1回程度に減りました。
しかし悔しいではありませんか。
何とか自然な方法で治せないかと地団駄を踏む生活でした。

それがある時に思い付いたのです。
痛風になりますと、もちろん足首や膝がゾウさんの様に膨れ上がり、歩くなんてとんでもない程の痛みが数日続きます。
するとオレンジ色に近い尿の色が2~3日続くことに気付きました。
しかも暫く観察していると(数十秒程度)、徐々にオレンジ色の成分が分離して、便器の底に沈澱して行くのです(変態ではありません、研究者としての観察ですのでご注意を)。

「ハハア、これが尿酸に違いない。身体は炎症を起こして体内に蓄積した尿酸を出しているのだろう」と考えました。

27ー3考えてみると、通常の自分の尿は無色に近い状態でした。
つまり体内で作られた尿散をうまく排泄できていないと考えることが出来ます。
そこで思い付いたのがビタミンB群の摂取です。
奥さんの勧めもあり、ビタミンB群をサプリメントで摂取することにしました。
するとどうでしょう。
摂取し始めて数週間で、時々、痛風を発症した時に見られる尿が出るようになったのです。
毎日ではないのですが、特に昼食を摂った数時間後によく観察できるようになりました。
以来、2年以上ビタミンB群を摂っています。
初めて数カ月後に痛風の発症が1度だけありましたが、それ以後は発症していません。

もう一つの発見があります。
去年は2回も肋骨にヒビが入り、左手首と肘の腱鞘炎も体験しました。
要するにヒビや腱鞘炎による炎症です。
するとどうでしょう。
炎症が起こると、尿の色がオレンジ色になるのです。
やはり身体は体内に蓄積した尿酸を炎症を起こすことで、体外に排泄していたのです。

十年以上前に通風の炎症を抑えるために、内科の先生に抗炎症剤を処方してもらった時に「そうやって小出しに出していた方が良いんだよ」と冗談か本気か分からないことを言われたことがあります。
でも今では、それは本当のことだと考えています。
身体はわざと炎症を起こして、体内に蓄積した尿酸を排泄しているに違いないと
そして、それを補助するのがビタミンB群だと考えています。

尿酸を体外に排泄する補助をしているのがビタミンB2なのか、他のB群かは不明です。
これからも身体を使って観察を続けるつもりですが、B群が体内に蓄積した尿酸を排泄する上で、とても重要な働きをしていると確信しています。

27ー4毎日、午後になると黄色い尿が集中して出ます。
暫く観察していると分離して、便器の底に沈澱しますので、水溶性のビタミンB2だけではないことは明らかです。

また何か新しい発見がありましたらご報告します。
痛風を抱えている人は、是非お試し下さい。
発症歴が長い人は、おそらくビタミンB群の摂取を始めてから、尿酸がコンスタントに排泄されるまでには時間がかかります。
半年から1年を目安に続けて下さい。
きっと同じ体験をするだろうと思います。

 

ちなみにビタミンB2を豊富に含む食べ物は;

レバー、ウナギ、シジミ、卵、ししゃも、イワシ、サバ、タラコ、チーズ、干しシイタケ、アーモンド、納豆、だそうです。

次回はビタミンB3に挑みます。