Archives for 10月 2015

奄美世のごはん#051:基本の9(油)

秋晴れの空 星月夜

脂肪酸のうち、必ず体外から摂り入れなければならない必須脂肪酸は、リノール酸とα-リノレン酸の2種類。
体内で生合成できないけれど、生きるために絶対に必要な脂肪酸です。

植物油台所の油脂類の表示を確認してみましたか?
必須脂肪酸の名はありましたか?

含有量はどうでしたか?
α-リノレン酸は?
リノール酸は?

表示が無かった、他の脂肪酸の名前を見つけた、という方も多いのではないでしょうか。



シュリンプチップス一般的に料理に使用する植物油の多くは、リノール酸を豊富に含みます。
コーン油、大豆油、ごま油、ひまわり油、綿実油などがそうで、どこの家庭でも常備している油ですよね。
フライパンを使用する料理、揚げものや炒めものには欠かすことができません。
ポテトチップやポップコーンなどのスナック菓子、洋菓子、菓子パン、などにもリノール酸を含む植物油が使われています。

つまりリノール酸は、よほど偏った食事をしない限り、不足する心配はないと考えられます。
どちらかというと、過剰摂取のほうが心配です。



チョコケーキリノール酸は体内で、炎症を引き起こすプロスタグランジンやロイコトリエンという物質を生成します。
プロスタグランジンもロイコトリエンも、どちらも身体に必要な物質です。
しかし、過剰に生成されると、炎症性の疾患やその症状悪化を促すと考えられています。

プロスタグランジンはいくつか種類があって、痛みに対する感受性を高めたり、子宮の筋の収縮を促す作用をもつものがあって、痙攣性の生理痛を引き起こすとも考えられています。

また、体内でリノール酸からγ-リノレン酸を合成するときに働く酵素は、α-リノレン酸からEPAやDHAを合成するときにも働くので、リノール酸を多量に摂取していると、EPAやDHAの体内での合成が抑制される可能性があります。
EPAやDHAを充分に摂取していたら影響は少ないのですが、そうでない場合は、EPAやDHAの不足を来してしまいます。



チョコメロンパン厚生労働省は、リノール酸と、リノール酸から体内で生合成されるγ-リノレン酸やアラキドン酸を含めて、一日の摂取量の上限を定めています。
上限は一日の総摂取エネルギーの10%、約22~30gです。

液体の油は、大さじ1杯がだいたい14グラムですから、チャーハン一皿で一日分のリノール酸をぺろりと平らげてしまいそうですね。

今日はどのくらいの量のリノール酸を摂りましたか?
昨日はどうでしたか?

—–

食欲の秋?

読書の秋?

必要なものを 必要なだけ

 

うろこ雲満月

月明かり

栄養と日常生活#052:イチョウの葉エキス

イチョウの葉のエキスに出会ったのは、随分と前のことです。
試してみよう、試してみよう、と思いながら現在に至っています。

興味がある学問は数多くありますが、その中で、何故か何回も出会う学問にホメオパシーがあります。
最初に出会ったのは、カイロプラクティック大学に在学中の頃でした。
10学期制度の半ばの頃ですから、5~6学期の頃だったでしょうか。
1学期前のクラスに米国のワシントン州にあるホメオパシー大学を卒業した学生が編入して来ました。
その頃のカルフォルニア州は、ホメオパシーを認可していなかったので、開業するためには他のライセンス(資格)が必要だったので、カイロプラクターの資格を取得しようと編入してきたのです。
きっかけは覚えていないのですが、何故か仲良くなり、よく話しをするようになりました。
その時に初めてホメオパシーの存在を知りました。
ドイツ発祥の学問であり、薬(レメディ)を処方する治療法であること程度の情報だったと思います。

卒業後、私は、カイロプラクティック業界では著名な先生が開業なさっている、ロスアンゼルスのオフィスに就職することが出来ました。
夢が実現して非常に感動したものです。

そのオフィスでは経営者であるドクターの他に、自分を含めた3名のアソシエート・ドクターが働いていました。
その一人にドクター・ぺディスというアメリカ人女性がおり、色々な面で大変お世話になりました。
その女性は、カイロプラクティックのホメオパシー専門医を得るため、3年間コースを受講していたのです。
ドクターズ・ルームにいると、何時もホメオパシーの素晴らしさを教えられ、また自分も資格を取ることを勧められました。
しかしドイツ発祥のホメオパシーのレメディはドイツ語でしたから、英語も満足に出来ていない自分が、何で全くチンプンカンなドイツ語までやらなければならないの?という思いで敬遠していました。
それでもホメオパシーに対して多少の耳年増にはなっていたと思います。

帰国して数年後、改めて栄養学を学び直そうと決心しました。
私達は少なくても1日に2回から3回食事を摂ります。
それが毎週、毎月、毎年続くのですから、もし誤った食生活をしていたら、色々な悪影響を及ぼすことは確実だと考えるようになりました。
特定な姿勢を繰り返すと、体の色々な場所に悪影響を及ぼすことに気付き、まずは姿勢を改善する必要性があるとを実感しました。
そうすると、食事も私達の体に与える影響も大きいのではと気付いたからです。

体に生じている歪みをどんなに矯正しても、間違った姿勢や体勢、そして間違った食事をしていたら、再び体に歪みが生じてしまうことに気付いたのです。

貪るように本を読みました。
1カ月に最低でも10冊は本を読もうと決心しました(それは今でも同じです)。
人は1つの学問を把握するには、最低60冊以上の本を読まないと分からないと、ある患者さんに教えられ、頭の回転の遅い自分ですから、最低でも100冊以上の本を読まないと、栄養学のことは理解できないと考えました。
今まで200冊を超える栄養学に関わる本を読んで来ました。

 

51YZTZKF66L._SX318_BO1,204,203,200_そこで何回も遭遇したのがホメオパシーであり、“イチョウの葉エキス”だったのです。

今年はジーン・カーパーという著名なアメリカの栄耀学ジャーナリストの本を何冊か読みました。
すると「もうこれで栄耀学の第一段階は終了したと考えても良いのでは?」と思うようになりました。
最後に前回、前々回にご紹介した「奇跡の食品」(ハルキ文庫)を読んでみると、何と再び“イチョウの葉エキス”が紹介されていたのです。

詳細は次回ご紹介しますが、今回は“イチョウの葉エキス”の効用だけご紹介します。
ホメオパシーについての知っている限りの情報は、何時か別の機会にご紹介します。

”イチョウの葉エキス”の効用

  • アルツハイマー
  • 認知症
  • 抑うつ症
  • 喘息
  • アレルギー
  • 生理前症候群(PMS)
  • インポテンツ
  • 視力の衰え
  • 老人性難聴
  • 記憶力の低下
  • 高血圧
  • 心臓病
  • 脳卒中

自分は余りにも広範囲に渡る効用に戸惑っているのかも知れません。
でも年を重ねて行く度に、自分の年齢を感じる度に、“イチョウの葉エキス”に対する興味は深まるばかりです。