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奄美世のごはん#042:基本の1

奄美のヤマにも、春を告げる花が咲き始めました。
春がそこまで来ています。

仲井DC(ドクターオブカイロプラクティック)が、栄養素の解説をひとめぐりしたようですので、今度はあまんゆ風に、のんびりとこまごまと、栄養素をひも解いていきたいと思います。

 

私たちが、生きていくためのエネルギーの源となる栄養素は3つ。

脂肪 炭水化物 たんぱく質

この3つを3大栄養素といいます。

ヒカンザクラ|奄美世のごはん by 古田朋子(Doctors' Suggestion)エネルギーをつくるだけではありません。
身体を作る材料にもなりますし、神経情報を伝達したり、ホルモンバランスに関与したり、いろいろな働きを持っています。
どれも生命に不可欠な多量栄養素です。

この3つに、体内の化学変化にとても重要なビタミンとミネラルを加えると、5大栄養素となります。
ビタミンもミネラルも、そのほとんどが私たちの身体に不可欠な栄養素です。

 

食物繊維は炭水化物に含まれています。
その昔、食物繊維は消化できない成分で、私たちの身体には不必要なものだと考えられていました。
ところが、食物繊維の持つさまざまな働きが解ってきたので、最近は炭水化物をきちんと、糖質と食物繊維に区別して表現することも増えてきました。
ですから、食物繊維をひとつとカウントすると、6大栄養素となります。

 

サイヨウシャジン|奄美世のごはん by 古田朋子(Doctors' Suggestion)フィトケミカルは、植物に含まれる化学物質で、私たちの身体の調子を整えたり、機能の補助をするなど、さまざまな働きを持つ栄養素です。
6大栄養素に、次々と発見されるフィトケミカルを足すと、7大栄養素となります。

 

そして、8つめが水です。
まず炭水化物といきましょう。

私たちは、生命維持や活動に必要なエネルギーをつくる時、摂取した炭水化物中の糖質を、血液を介して身体のあちらこちらの組織に運び、細胞のエネルギー源として利用します。
身体の組織は、糖を優先的にエネルギー源として利用します。
血液中の糖が足りなくなると、肝臓が貯蓄していた貯蓄型の糖をもとの形に戻して、血液中に放出して、他の身体の組織に糖を提供します。

アリモリソウ|奄美世のごはん by 古田朋子(Doctors' Suggestion)貯蓄していた糖も足りなくなると、肝臓はたんぱく質を分解して糖をつくることで、他の組織に糖の供給を始めます。
身体は同時に脂肪もエネルギー源として使い始めますが、脂肪を燃やす過程には糖が必要となります。

また、脂肪をエネルギー源として代謝できない組織もあります。
その組織の細胞は、やはり糖質によるエネルギー産生が必要ですから、万が一にでも糖質の供給がストップしてしまったら、生命維持のエネルギー産生ができなくなってしまい、その細胞は死んでしまいます。
私たちの身体はさまざまな仕組みを駆使して、増やしたり減らしたり、血液中の糖の量を一定に保とうとするのです。

 

 

エゴノキ|奄美世のごはん by 古田朋子(Doctors' Suggestion)糖質が必要以上にある時、私たちの身体は糖を貯蓄タイプの形に変えて貯蓄します。
貯蓄の場所は肝臓と筋肉です。
肝臓は血液中の糖が足りなくなると、他の組織のために、貯蓄した糖をもとの形に戻して血液中に放出します。
筋肉は貯蓄タイプの糖の形をもとに戻す酵素をもたないので、血液中には放出できず、筋肉から他の組織への糖の供給はできません。
筋肉に貯蓄された糖は、その筋肉でエネルギー源として使用されます。

 

ヘツカリンドウ|奄美世のごはん by 古田朋子(Doctors' Suggestion)さて“光合成”覚えてますか?
植物は、お陽さまの光を浴びて光合成を行います。
そうです、思い出していただけたでしょか?

炭水化物は、植物が葉緑素で水と二酸化炭素から光のエネルギーを利用して創り出します。
植物がみずからのエネルギー源や構成成分としてつくり出した炭水化物を、私たちは分けてもらっているのです。

 

 

 

陽の恵み 土の恵み

自然の恵みを 大切にいただく

感謝して いただく

栄養と日常生活#043:血液型ダイエット(1)

また新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

実は去年の暮れから、この先、栄養学の何を伝えようか迷っていました。
数回は、代表的なミネラルをご紹介してきました。
確かに体が必要とするミネラルは、まだまだ山ほどあります。
セレン、クロム等々、それに抗酸化作用が強いカロチノイドのことや、フラボイドのこと・・・。

これでは切りがない、締りがないし、ドンドン印象が薄れて行くなぁと悩みました。
この辺りで、ちょっと新鮮な空気を入れるべきだと考えました。

もう43回目を迎えますので、自分でも以前に何をどこまでご紹介したか、少々忘れかけている部分もあります。
これでは何時も読んでいただいている方々も、きっと戸惑っている部分があるに違いないと・・・。

そこで今回から数回に渡って、“血液型ダイエット”と称して、私たちが持つ血液型と、健康との繋がりを考えて行こうと決めました。
ダイエットは、本来持つ“健康になる”という意味で、決して“痩身”という目的ではありません。

タダモ博士の血液型健康ダイエットもう10年以上前ですが、栄養学に関する本を読み漁っていた時、ピーター・ダダモ博士の『ダダモ博士の血液型健康ダイエット』(集英社文庫)に出会いました。
素晴らしい考え方だと感動しました。
もっと学んでみたいと、検索してみると『ダダモ博士のNEW血液型健康ダイエット』(集英社文庫)も出版されていることを知り、すぐに購入して読んでみました。
前述した本と重なる部分もありましたが、最初の本では理解できなかった部分が理解できました。しかし新たに分からない部分も多々出てきました。

そこで再び検索して調べてみますと、“回虫先生”として有名な藤田紘一郎 先生の『パラサイト式血液型診断』(新潮選書)『血液型の暗号』(日東書院)『腸を整えれば心も体も必ず元気になる』(日本文芸社)等々の本と出会うことが出来ました。

タダモ博士の血液型健康ダイエットNEWお二人の本を比べてみると、多くの共通した部分もありましたが、臨床経験を基に調べているダダモ博士に対して、藤田先生は科学的根拠を重視して、研究を続けているような印象を受けました。

また困ったことは、ダダモ博士の情報量が多すぎて、いったいどこまで受け入れるべきなのか困惑しました。

今回から自分なりに理解した部分を少しずつ、やさしくご紹介して行こうと思います。

私たち人間の、最初の血液は“O型”から始まったことが判明しています(狩猟民族)。
そして数万年前に“A型”の出現(農耕民族)、続いて“B型”の出現と続き(遊牧民族)、最終的に“A型”と“B型”から“AB型”が出現したようです。

これだけでも不思議な進化だと思います。

そこで各国の血液型の分布を調べてみました。
すると日本は面白い傾向があったのです。

何と一番多い血液型が“A型”で約4割を占めます。続いて“O型”の約3割、次が“B型”の約2割、最後に“AB型”の約1割です。

するとこれがアジアの典型的なパターンかと思いきや、隣国の韓国は“A型、B型、O型”が殆ど同じ3割を占め、“AB型”も1割を超えています。
調べてみると、韓国には約11%のAB型の人たちがいるのですが、これほどAB型の人がいる国はありませんでした。
一方、中国では“O型”が最も多く、続いて“A型”と“B型”がほほ同じで、“AB型”は約8%です(ちなみに日本は9%)。

隣国でこんなに違うことに驚きました。
調べてみると、やはり“O型”が最も多い国が多く、反対に最も“B型”が多い国は、インド、イラン、アフガニスタン、パキスタンだけでした。

色々な驚きが続きました。
そして一番驚いたのはアメリカで、何と“O型とA型”で全体の約86%も占めるのです。
不思議です。
確かにネイティブ・アメリカンは“O型”が多いのでしょうが、“B型”は約10%、”AB型”は4%しかいないのです。
世界中の移民によって作られたアメリカは、普通に考えれば、もっと均等に分布していると思います。
これは土壌や気候なども考える必要がありそうです。

今までに経験した血液型の不思議さを、これから数回に渡ってご紹介して行きたいと考えています。