Archives for 5月 2014

奄美世のごはん#035:閉経のころの貧血

閉経が近づくと、月経が不規則になり始めます。

出血が止まらずに、急性の貧血を起こす場合もあるようですが、出血量が少なくても、出血が長く続いたり、短期間に月経を繰り返す場合は、トータルの出血量が多くなり、慢性の貧血または貧血傾向にいたることもあります。

少しずつ低下する造血能や食欲、食の偏りも貧血に拍車をかけます。
疲れや物忘れ、不安感など、歳のせいにしていたことが貧血の症状であることも。

 

金作原原生林(奄美世のごはん by 古田朋子)|DoctorsSuggestion.com閉経期になると、排卵はほとんど成されなくなります。

すると、排卵後に卵巣から分泌されていた、プロゲステロンという女性ホルモンが分泌されなくなります。

このプロゲステロンというホルモンは、身体の中でコレステロールをもとに作られる、ステロイドホルモンのひとつです。

子宮内膜の安定や、妊娠の維持に働きます。

またプロゲステロンは、他のステロイドホルモンの原料にもなります。
したがって、その分泌の中止は、他のステロイドホルモンの原料不足を引き起こすことになります。

副腎では、プロゲステロンを原料に、さまざまなストレスに対抗する抗ストレスホルモンが作られます。
排卵がなくなり、原料となるプロゲステロンが不足すると、抗ストレスホルモンが激減し、ストレスにうまく対応できなくなりがちです。

 

サツマサンキライ(奄美世のごはん by 古田朋子)|DoctorsSuggestion.com心や身体にたくさんのストレスがかかると、脳の下垂体がホルモンの分泌を増やそうと、指令を頻繁に発するため、自律神経系へも混乱が波及し、さまざまな影響が表れます。

しかし、多くの女性はこの期に達する頃、“生きること”における経験値が確実にとても高くなっています。
生活の在り方や、心の持ちようを見直すことで、うまく対応していく手段を必ず手に入れています。

 

海(奄美世のごはん by 古田朋子)|DoctorsSuggestion.com時々ペースを落としてください。
手に入れたアイテムをどこにしまいこんだか、思い出してみて下さい。
そして、探し出して磨き上げて下さい。

身体は衰えるのではなく、高機能・高性能にバージョンアップします。

少量のガソリンで、より速くより遠くへ移動できる高性能の車と同じ。
低量の内分泌機能で事足りるようになるのです。

成長期ほどの血液量はいりません。

必要最低限の、でも、質のよい血液を充分に造り、そして使いましょう。
ホルモンを必要に応じて変化させ、そのメッセージを運んで表現させるために、必要充分なビタミンやミネラル、その他の栄養素を摂り入れましょう。

血液が必要な組織に運び届けてくれます。

    そのためには・・・

  • 自分を大切にすること

  • 内も外も手入れすること

  • 自分を信じること

  • ごまかさないこと

ひかげへご(奄美世のごはん by 古田朋子)|DoctorsSuggestion.com

栄養と日常生活#035(仲井DC)

今まで2回に渡って、ビタミンCのガンに対する効用をご紹介してきました。
今回はガン以外に対するビタミンCの効果をご紹介して先に進みたいと思います。

まずコラーゲンを考えてみましょう。
前回ご紹介したように、コラーゲンは体内でセメント質となって、細胞と細胞を繋げています。

コラーゲンは三本のポリペプチド(アミノ酸が沢山繋がったもの)と、ビタミンCで形成されています。
つまり体を形成するには、コラーゲンが必須です。
タンパク質はアミノ酸まで分解されてから吸収されることは、タンパク質の時にご紹介した通りです。
ですから、一般で販売されているコラーゲンを一生懸命に摂取しても、体内で再びコラーゲンとなることは保証できません。

35ー1しかしビタミンCは、そのまま吸収されますので、体内でコラーゲンを作る可能性が高まります。
ビタミンCを摂取すると、肌が綺麗になるというのは、新しいコラーゲンが作られていることを意味します。

以前、甲状腺の手術を受け、喉にできた大きな手術後の瘢痕組織が、ビタミンCの静脈注射で綺麗に消えてしまった写真を見せてもらったことがあります。

驚きました。
全く傷が無くなっていたのです。

 

次に抗酸化剤としてのビタミンCを考えてみましょう。

実は細胞内で一番重要な抗酸化剤として働くのは、グルタチオンと呼ばれる物質です。
しかしグルタチオンは3つのアミノ酸が繋がったペプチドですので、コラーゲン同様にように、体内に吸収される時は、アミノ酸に分解されてしまうので、グルタチオンとしては吸収されません。

しかしビタミンCは“抗酸化ネットワ-ク”と呼ばれる電子をお互いに融通しあって、細胞を酸化から守ってくれます。

 

35ー2さて次はウイルス感染についてです。

実はウイルスに効く薬は現状では余りないことをご存知ですか。
しかしビタミンCは、全てのウイルスを殺すことができるのです。
ポリオ、肝炎、風邪、インフルエンザの予防として、または治療として効用があることが証明されていますし、ヘルペス、コクサッキなどのウイルスを不活性化させることも実証されています。

これほど多くの効用があるビタミンCなのに何故体内で作るのを放棄してしまったのでしょうか。不思議です。

実は私たちの祖先は、約4,000万年前にビタミンCを体内で作らなくなったと言われています。
もちろん猿人の時代ではなく、まだネズミに近い小動物の頃の話しです。
そのころは主に植物を食べており、食べ物から十分なビタミンCが摂れていたと考えられます。
非常に残念なことですが、他の動物は腎臓や肝臓でビタミンCを作ります。
ストレスに対応するために必要となるビタミンCですが、4,000万年前の私たちの祖先は、ストレスとは関連しない素晴らしい環境で生活していたのかも知れません。羨ましい限りです。

ではビタミンCは体内のどの部分に多く蓄積されているのでしょう。
蓄積されるという意味は、必要性があるから蓄えられているということです。

それぞれの組織100gに対しての比率をご紹介します。

まず脳には100gに対して25gのビタミンCが含まれます。
ストレスに対応するために多くのホルモンを産生する副腎には、70gもビタミンCが含まれています。
また肝臓には30g、眼の水晶体には31g、白血球にも35g、血液にも1~2gのビタミンCが含まれています。

これだけの組織に多くのビタミンCが蓄積されているが故に、1日に少量のビタミンCの摂取でも壊血病ならずにすんでいるとも言えます。

皆さんは、ビタミンCがブドウ糖と似た性格を持っていることを知っていましたか。
実は多くの動物は、ブドウ糖からビタミンCを作っているのです。
逆に日常の食事で多く摂取されるブドウ糖ですが、血液中のブドウ糖濃度が高くなると、ビタミンCは少量しか細胞に入れなくなります。
つまり、カゼや他の感染症にかかったら、大量のビタミンCを摂取して、砂糖や糖類の摂取を減らす必要があります。

皆さんが飲んでいるビタミンCを含む飲料水を確認して下さい。
もし砂糖が多く含まれていると、迅速にブドウ糖に変換されますから、せっかくのビタミンC効果が薄れ、ブドウ糖が先に吸収されてしまいます。
ビタミンCを摂取したい時には、砂糖を一緒に摂取しないように注意しましょう。

35ー33回に渡って、ビタミンCが持つ色々な働きについてご紹介してきました。
自分もビタミン達に対する知識が増え、「そうか、ビタミンって凄いんだ」と思い知らされています。
特に今回までご紹介してきたビタミンCの備える力には驚いています。

以前にご紹介したライナス・ポーリング博士が驚きも少しは理解出来るようになりました。
ビタミンCが備え持つ威力を知り、現在、1日に3g程度のビタミンCを摂取(以前は1日に600mgでした)して、その威力を試している最中です。

何か素晴らしい発見がありましたら、ご報告しますので楽しみにお待ち下さい。