Archives for 3月 2013

春の訪れ

春を感じさせてくれる「桜餅」。

桜餅と一言で言っても、桜もちには大きく分けて2つの種類があることをご存知でしょうか。

2種類とは、「長命寺」と呼ばれる関東風の桜もちと、関西風の「道明寺」。
地域によって桜もちと聞いて連想する姿が違っているなんて驚きです。

関東風の桜餅「長命寺」は、小麦粉で作られた桜色の薄い皮で餡がくるまれ、ワッフルのような形をしたもの。

関西風の「道明寺」は、細かく砕いた餅米を蒸して餡を包んだ、俵型の桜餅です。
道明寺じゃないと桜餅と認めないと言う人もいるようです。

しかし、両方に言えるのはやはり桜餅の象徴であるの葉。桜の葉をはがして食べる人ももいますがますが、この桜の葉の塩味が、餡と絶妙のバランスをとっていると一般的に言います。桜の葉にはそれだけでなく抗菌作用の効果もあり、はがさずに一緒に食べるのがお勧め。元来は葉を取って食べていたようですが…。

東京は桜が開花してお花見シーズン到来ですね。仙台の桜も早く咲かないかなー?

道明寺

奄美世のごはん#021:カロチンで粘膜を強化

奄美の空の青色が、夏に向けて少しずつ濃くなり始めました。

原生林では植物が花を開き、交配の準備を始めます。

花粉を始め、いろんなものが飛び交うこの時期には、鼻やのど、眼の症状をお持ちの方の来院が増えます。

鼻やのどの粘膜は、ウイルスや細菌、汚染物質から身体を守る最前線の城壁です。
この最前線の城壁に穴が開いていたり、崩れやすくなっていると、すぐに敵が侵入してきます。

“粘膜のビタミン”と呼ばれるビタミンAは、皮膚や粘膜の生成と強さに欠かすことができないビタミンです。

ブーゲンビリア(奄美世のごはん) by DoctorsSuggestion.comビタミンAが不足すると、皮膚や粘膜が乾いてしまい、硬くなって柔軟性を失います。
これは胃腸などの消化器の粘膜にも、肺や気管支など呼吸器の粘膜にも及びます。
子宮など、生殖器の粘膜も例外ではありません。

柔軟性が低下すると、皮膚や粘膜は傷つきやすくなります。
その傷からウイルスが侵入して感染症にかかりやすくなったり、炎症を起こしたり、汚染物質が入ってきたり、身体機能に悪影響を及ぼします。
粘膜を保護し細胞の表面を正常に保つ粘液の分泌が減ると、がん化しやすくなることも確認されています。

ビタミンAの不足による粘膜の異常は、あらゆるところに影響を及ぼします。
身体中の組織や器官の表面が悪くなって、正常な機能や成長、再生、修復が阻害されます。

髪の毛はパサつき、爪はもろくなり、肌も荒れてざらざらして、そして傷つきやすくなります。
ドライアイや夜盲症、色の識別能力や視力の低下など、ビタミンAの不足は目にも影響します。

人参むし鶏のゴマ和え(奄美世のごはん) by DoctorsSuggestion.comビタミンAの摂取源として、鶏や豚のレバー、ウナギなどがよく挙げられますが、動物性の食品からビタミンAを充分に摂ろうとすると、脂肪やたんぱく質の摂り過ぎ、カロリーの摂り過ぎになりがちです。

それにレバーは、ビタミンやミネラルを豊富に含む反面、家畜の飼料に使われた農薬や抗生物質、汚染物質などが生物濃縮されて含まれることが多いので、栄養素の補給に常食することはあまり勧められません。

毎日の食事で緑黄色野菜をたくさん食べて、βカロチンを補給しましょう。
にんじん、小松菜、ほうれん草、パセリ、芽キャベツ、かぼちゃ、さつまいも… etc.

 

パセリ(奄美世のごはん) by DoctorsSuggestion.comβカロチンは身体の中でビタミンAに変換されます。
必要な分だけがビタミンAに変換されて、残りは他のカロチノイドと一緒に、活性酸素から身体を守る働きをしてくれます。

ビタミンAは欠かすことのできない栄養素なのですが、レバーの多食やサプリメントで過剰に摂ってしまうと、毒性を発揮します。

吐き気や疲労、頭痛、手足の痛み、脱毛、発疹などが現れます。

もちろん摂取を止めると症状はすぐになくなるそうですが、サプリメントで補給する場合は、身体の中でビタミンAに変わるカロチンをおすすめします。 カロチンは過剰摂取による毒性がありません。

小豆(奄美世のごはん) by DoctorsSuggestion.comビタミンAはお腹の赤ちゃんへも影響しますから、とくに妊娠中は必要量を満たすこと、そして過剰摂取をしないこと。

粘膜の強化には、細胞と細胞をつなぐビタミンCも忘れずに。
皮膚や粘膜を緻密に強くしてくれます。

細胞の主な構成成分、たんぱく質もカロチンと一緒にしっかり摂りましょう。
たんぱく質はデメリットの多い動物性の食品からだけではなく、植物性のたんぱく源である豆類、大豆製品の豆腐や納豆などをしっかり摂りましょう。
また背の青い魚には、良質のたんぱく質だけでなくDHAやEPAなど、炎症を抑える働きを持つオメガ3系の脂肪酸が含まれています。

 

リュウキュウイチゴ(奄美世のごはん) by DoctorsSuggestion.comビタミンAは、体内に貯蔵できるビタミンです。
貯蔵量の90%が肝臓にあって、この貯蔵ビタミンAを利用する時にはミネラルの亜鉛が必要となります。

アルコールは肝臓の貯蔵ビタミンAを使い果たし、亜鉛を使い果たし、粘膜や皮膚を刺激して炎症をすすめます。

お酒を飲む前と飲んだ後には、ビタミン・ミネラルの補給を忘れずに。

 

 

そうそう、基本はいつもの、これ。

ごはん みそ汁 季節の野菜

豆腐 納豆 海の幸

疲労回復に☆「ニラ」と「なめこ」

ある日の食卓。IMG_4762疲労回復に効果のある「ニラ」と「なめこ」を取り入れてみました!!

一年中出回る「ニラ」はネギの仲間の緑黄色野菜。
細長く伸びた緑の葉は柔らかく、汁物やおひたし、炒めもの、中華料理や韓国料理にも用いられます。
ニラと卵は相性がいいので、うちではよくニラ玉のお味噌汁(写真右)にしていただきます。

☆ニラの栄養価☆

滋養強壮効果の高い代表的な野菜のひとつで、ニンニクや玉ネギにも含まれている硫化アリルが薬効のもとで、ビタミンB1の吸収率をアップし、スタミナ増強に役立ちます。また、体を温めることで胃腸の働きを助け、風邪の予防や病後の回復にもよいとされています。

抗酸化作用もあり、アンチエイジング効果のあるカロテンが豊富!油を使った調理をするとカロテンの吸収がよくなります。このほかビタミンB2、C、カルシウムやカリウムも豊富です。

なめこ鶏丼(写真左)に使った「なめこ」には、独特のぬめりがあります。
それはムチンという成分によるもので、疲労回復効果があり、胃腸の調子を整えるとされています。

キノコ類はカロリーが低いのでうれしいですね(^^)♪

3月3日

今日はひなまつり。そして、「耳の日」でもあります。

3月3日の「33」が「みみ」と読めることに由来し、1956年に日本耳鼻咽喉科学会が制定しました。「3」が耳の形に似ている、また、電話の発明者ベルの誕生日であったからとも言われています。

これは、一般の人々が耳に関心を持ち、耳の病気のことだけではなく、健康な耳を持っていることへの感謝、耳を大切にするために良い音楽を聴かせて耳を楽しませてあげるために、あるいは、耳の不自由な人々に対する社会的な関心を盛り上げるために制定されました。

身体機能の低下により起こるとも言われている障害の1つに「耳鳴り」があります。

改善のためには体の働きを支えている重要な要素、日々の食事を見直す必要があるでしょう。耳鳴りの予防や改善のために、今日は耳鳴りに良い食材をご紹介します!

◎黒豆

黒豆には、血管を広げるリノール酸や血行をよくするミネラル類、脂肪の吸収を抑えるシアニジンなどの栄養素が豊富!血流がよくなると耳の器官にも十分な酸素や栄養素が行き渡るので、耳鳴りの症状が和らぐと言われいます。

◎胡麻(ごま)

耳鳴りに関係していると言われている内臓の老化を胡麻に含まれるセサミンという成分が防止するようです。

また、人参、大根、ほうれん草、玉葱などの野菜類はリンパの流れを良くするため、耳鳴りの予防になります。他にも、血管を広げる働きをもつリノール酸が含まれている胡桃(くるみ)や、身体を温めて血流を良くする働きがある栗も耳鳴りに効くと言われています。

健康第一!!3月といってもまだまだ寒い日が続きます。寒いと血行が悪くなってしまいますので、これらの食材は耳鳴りだけでなく、冷え性の方にもおすすめかもしれませんね♪(^^)

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▲先日、ガラス館にいったときに飾られていたガラスの雛飾りです♡

栄養と日常生活#021(仲井DC)

世の中には不思議なものが山程ありますが、意外かも知れませんが、その不思議なものの一つに“水”があります。

「何を言っているの?水はH2Oでしょう!分かっているジャン!」と思われるかも知れません。
確かに水はH2Oですが、それは何も混ざりがない蒸留水(100%の水)を指します。
人工的に作られた蒸留水ではなく、一般の水には、何等かの混合物(ミネラルや他の物質)が必ず含まれています。

地球の70%は水で構成されており、それを体に置き換えるのなら、体をベストの状態にしておくには、少なくても水分が70%を占める食事を摂る必要があるとも考えることが出来ます。

胎児は体重の約90%の水分を含み、新生児は80%。
加齢と共に減少して行き、成人男性では約60%が水分で、さらに高齢になると50%台にまで減少してしまいます(ひからびるとはうまい表現ですね)。
女性は男性の数字より5%少なく考えれば大丈夫です。
それは女性は男性よりも脂肪が多いためです。
ですが女性は男性よりも2倍の早さで水分が失われると言われています。
つまり女性に便秘が多いのも、水分不足が原因だと考えることができます。

21ー1(水)血液の80%が水分で、尿では通常95%が水分です。
一方、汗は99%が水分です。
体内の水分量が2%減るだけで喉が渇きます。
しかも体内の水分が6%減少すると、水分調整が不能となり、脱水状態に陥ります。
また10%の減少で危機状態になり、20%を超えると死に到ります。

50%の男性と女性の違いを軽く受け止めていると、ひどい目にあいそうです。

何故なら成人は毎日約1.5リットルの尿を排泄しています。
また便には0.1リットルの水分が含まれ、誰もが1日に0.6リットルの汗を出し、吐く息にも0.3リットルの水分が含まれています。
すると合計で約2.5リットルの水分を1日に排出していることになります。
つまり体重が60キロの人が、体重の20%の水分(12リットル)を失うには5日間で事足りてしまいます。
反対に人間は食べ物がなくても、水分だけ補強していれば、2~3週間は生きられると言われています。

普通の生活をしていれば、食事から約1リットルの水分を摂取することができます。
また炭水化物や脂肪が体内で燃焼されることで、約0.5リットルの水が作られます。
すると飲料としての水分は1日に1リットルの水分で済むことになります。
皆さんは毎日1リットルの水分をちゃんと補給していますか?

「自分はむくみやすいから」と水分の摂取を嫌がる人がいます。
実は体がむくむのは、体内の水分量が多過ぎるのではなく、反対に慢性的な水分不足になっている状態が多くのです。

体内の水分量が数パーセント減少するだけで、体内での活動が減り、体内の水分量に敏感な脳が「体外に水分を出すな」と指令を出し、汗をかかないようにし、排尿の回数も減らしてしまいます。
すると老廃物が体内に停滞することになり、血液循環が悪化して、むくむ原因となります。

また体内に充分な水分がなく“脱水症”になると、それが要因となって成人発症型糖尿病(II型)、関節炎、喘息、腰痛、白内障、慢性疲労症候群、大腸炎、うつ病、高血圧、高コレステロール血症、腎臓結石、狼痩、多発性硬化症、筋ジストロフィーが発症する可能性が高まると報告されています。

 

21ー2(水)でも水道水には塩素が入っているので、余り飲みたくないというのが現状でしょう。

分かります。

自分の家でも浄化器で濾過した水を使うようにしています。
中には水を沸騰させてから飲んでいる方もいるようです。
確かに水を沸騰させれば塩素は飛んでしまい、殺菌効果もありますが、塩素と有機物が化合してできるトリハロメタンと呼ばれる発ガン性物質が増えてしまいます。
そのトリハロメタンを完全に除くためには、15~20分沸騰させなければなりません。
また水道水には決して取り除けない硝酸態窒素という物質が含まれ、体内に入ると赤血球のヘモグロビンと結合してメトヘモグロビンという物質に変化してしまいます。
すると血液は酸素を運べなくなり、乳児の場合は窒息死状態に陥ります。
体全体が青く変わるので「ブルーベビー症候群」と呼ばれています(正式にはメトヘモグロビン血症と言います)。

 

21ー3(水)この季節になるとインフルエンザが流行りますが、ウイルスであるインフルエンザは乾燥した場所を好みます

だから乾燥したこの季節に流行るのですね。

そこでインフルエンザ対策として水分を補給をして体を潤し、更に加湿器で室温を高める方法があります。
また咳や痰が出やすい場合や、喉が痛いときにも水分補給が役に立ちます。

ただインフルエンザは特別な病気ではありません。
年間を通して、風邪をこじらせて死亡している人の数と、インフルエンザで亡くなる人数はに差はありません。

インフルエンザは高熱を出しますので、焦って薬を飲んでしまいがちですが、熱はインフルエンザのウイルスが上げているのではなく、自分の体がウイルスと闘うために上げているのです。
もちろん42度以上の熱が3日以上続くようでしたら、お医者さんに解熱剤を処方してもらうのは良いと思いますが、それ以下でしたら部屋を温めて(加湿器などで)、充分な水分補給をすれば大丈夫だと考思います。

反対に数年に一度ぐらいはインフルエンザになって、体温を上げて、常温では殺せない体内に迂回している毒素を解毒してもらえるので、熱が出るのは嬉しいとさえ考えています。

どちらにしても人間の体には、充分な水分が必要だと言うことは確かなようです。