Archives for 1月 2013

奄美世のごはん#019:睡眠不足

新しい年です。

今年も「あまんゆのごはん」をどうぞよろしくお願いします。

奄美のウギ(サトウキビ)畑では、薄い紫色の穂が出始め、収穫が始まります。
ウギを山積みにした大きなトラックが、次々と製糖工場に入っていきます。
サタヤドゥリ(砂糖小屋)の釜にも火が入って、辺りには濃厚で甘くて少し焦げくさいような、なんともいえない良い香が漂います。




ウギ畑常田(奄美世のごはん)|DoctorsSuggestion.com年が明けて、メンテナンスや治療にいらっしゃる皆さんの身体に触れると、肝臓、腎臓、膵臓の疲れが目立ちます。
副腎がオーバーヒートしている方も多いですね。

どんなに楽しいお休みでも、食べ過ぎ、飲み過ぎ、寝不足に、身体はストレスを感じています。

水間製糖(奄美世のごはん)|DoctorsSuggestion.com暮れからお正月にかけては、生活が不規則になりがちです。
テレビでは長時間の特別番組が組まれますから、夜中どころか朝方までつけっぱなしという方もめずらしくないでしょう。

黒糖(奄美世のごはん)|DoctorsSuggestion.com睡眠不足は私たちにとって、とても強力なストレス因子です。

たとえば、肝臓がアルコールを分解するのは主に睡眠中。
8時間の睡眠中に分解するアルコール量は、日本酒2合程度なのだそうです。
個人差はありますが、睡眠時間が8時間に満たないと、2合の日本酒を分解しきれないのです。

ですから、睡眠不足や飲酒が続くと、アルコールを分解しきれず、二日酔いになったり、肝臓が機能障害に陥ります。

睡眠不足は成長ホルモンの生成と分泌にも影響します。
疲れた内臓を修復し再稼働するには、成長ホルモンが必要となります。

成長ホルモンは成長期に、背を伸ばし、筋肉を増やし、骨を長く強くし、身体機能を整えます。
成人においてその濃度は少しずつ減少していきますが、細胞の修復や再生、病気やけがからの回復のための、たんぱく質合成を助けるために、成長ホルモンは分泌され続けます。
肌のハリをもたらすコラーゲンの生成も、成長ホルモンによって促されます。

成長ホルモンは、眠り始めた時に下垂体から分泌されます。
そして血流にのって肝臓に入り活性化されてから、身体の各所に運ばれます。

陽がおちて夜になり、灯りを消して光の刺激が無くなると、睡眠をコントロールするメラトニンという物質が盛んに分泌され、深い眠りに入ります。
そして身体活動が休息に入ると、先立って分泌され活性化された成長ホルモンが、体の成長を促して、組織の修復や再生を行います。

私たちの身体は陽の光を浴びることで昼と夜を感じ、一日の周期を理解します。
1日を7回積み重ねたら1週間です。
1週間を4回積み重ねると、女性の平均的な月経周期となります。

人工的な強い光刺激は、昼と夜、睡眠と覚醒を混乱させ、身体の周期的な営みを乱してしいます。
蛍光灯、強い電磁波、たとえばコンピューターの端末や、携帯電話、テレビゲームなども影響することが報告されています。

睡眠不足や身体の不調を感じたら、早めに灯りを消して、布団に入りましょう。

修復に必要な各種のミネラルやビタミンも不足しているでしょう。
肝臓では大量の活性酸素も発生したでしょう。
活性酸素は私たちの組織を攻撃し、細胞内の遺伝子を破壊して、異常な細胞分裂を起こすがん細胞を発生させる可能性もあります。

活性酸素から細胞を守る抗酸化栄養素、たとえばビタミンB群、ビタミンC、カロチン(ビタミンA)、ビタミンE、セレンなどのミネラル、グルタチオンなどが不可欠となります。

ハレの日のご馳走を、いつもの食事に戻しましょう。

ごはんとみそ汁
    土からの智慧

今年のサトウキビは天候が思わしくなく、収穫量が心配されています。
農作物は画一化された工業製品ではありません。
多くのことを自然に委ねなければなりません。

こんな時こそ、買い支えたいと思います。


世界1の消費量

今日は成人の日。しかし、あいにく全国各地で大雪となりました。
私は、今日家で大人しく過ごしております(・ω・)

少し前の話になりますが、今月5日に東京・築地の中央卸売市場で今年初の取引となる「初競り」が行われました。ニュースで大きく取り上げられていたのでみなさんもご存じかと思いますが、222キロの大間マグロが史上最高値の1億5540円で競り落とされたとのこと。3年連続の最高値更新で、昨年の約3倍に跳ね上がったようです。落札したのは築地に本店を持つ寿司チェーン店。赤身、中トロ、大トロ、いずれも1貫の通常価格で提供する大盤振る舞いだったようです。

日本は、世界1のまぐろ消費国だと言われます。日本人が食べるマグロの5割が輸入もの。マグロは、脳の機能を高め、学習・記憶能力の向上や痴呆症の予防にもなるDHA(ドコサヘキサエン酸)の含有量が魚の中でもトップ!また、必須アミノ酸を含む良質のたんぱく質、ナイアシンが豊富です!

1本のマグロでも、背部の赤身と腹部のトロとでは栄養的に異なるようで、赤身は脂肪が少なくて高たんぱく質。さらに、マグロの血合い部分にはコレステロールの代謝促進や肝臓強化に優れた効果を発揮することで話題のタウリン、血行をよくする作用があり、美肌作り・肩こり・腰痛に効果があるビタミンE、貧血の予防に効果的に作用する鉄が多く含まれています。それに対し、トロは赤身の20倍弱の脂肪があって、動脈硬化を防ぐEPA(エイコサペンタエン酸)やビタミンA・D・Eが赤身よりも多く含まれています。

今までは好んで自分で刺身を買って食べるとかなかったんですけど、なんだか最近ふと食べたくなることが増えた気がします。

先日はマグロを漬け丼にしていただきました(^▽^)

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きんぴらごぼう

2013年が始まってあっという間に1週間が過ぎてしまいました。

みなさま有意義な毎日をお過ごしでしょうか?

今年最初に取り上げる食材は「牛蒡(ごぼう)」です。

食用とするのは世界でも日本と韓国、台湾の一部だけだったそうですが、最近ではその栄養素に注目が集まり、豊富に含まれる食物繊維で健康野菜として知られています。

栄養素としては食物繊維のセルロースやリグニンのほか炭水化物の一種であるイヌリンが多く、カルシウムやビタミンB1、B2をも含んでいます。また、ポリフェノールも多いです。

特有の風味があり、煮物、炒めもの、かき揚げなどに調法されます。ごぼうは繊維が粗く、調味料がしみ込みやすいので、味付けは控えめにするのがポイントです!また、油と相性がよく、味も香りも引き立ちます。

きんぴらごぼうには必ずといって人参が入っていますが、この人参によって甘味と風味を互いに引き立てあって、一層美味しくなるという理由もあるようです。鮮やかなオレンジ色の人参が入ると見た目もいいですよね(^^)

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☆2013☆

新年明けましておめでとうございます‼
昨年は格別のご厚情を賜り、厚く御礼を申し上げます。
皆様のご健勝と益々のご発展をお祈りいたします。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


栄養と日常生活#019(仲井DC)

前回は、タンパク質が40個以上のアミノ酸がペプチド結合で繋がって出来ているとご紹介しました。

そしてその中の8~9種類のアミノ酸は、体の中で合成することが出来ず、体外から摂取する必要がある必須アミノ酸であると説明しました。

今回はその必須アミノ酸をみなさんと一緒に覚えてみたいと思います。



自分は記憶するのが苦手で、学生の時は大変だったのを思い出します。
学生時代に覚えたはずの多くの情報は、自分の脳の端に追いやられて、もう出てきてくれそうにありません。
そこで友人が良い覚え方を伝授してくれました。
この覚え方であれば、そう簡単に忘れそうもなさそうです。

バスト フリ イロメ + ヒスチジン

と覚えるそうです。簡単ですね。

それでは1つずつ行きましょう。

:バリン
:スレオニン
:トリプトファン
:フェニルアラニン
:リジン
:イソロイシン
:ロイシン
:メチオニン

そしてヒスチジン

※ヒスチジンは子供の時は体内で作れないので、必須アノミ酸にいれる場合があります。

上記以外のアミノ酸は体内で作ることができますが、一応ご紹介しておきます。

チロシン
アラニン
グリシン
グルタミン
グルタミン酸
システイン
アスパラギン
プロリン
アルギニン
アスバラギン酸
セリン

です。別に覚える必要はありませんが、何となく頭の中に入れておいて下さい。



タンパク質(19ー1)では私たちには、1日にどの程度のタンパク質が必要なのでしょう。

それは体重1kgに対して1g(0.8~1.0グラム)と言われています。

ですから60キロの人は、1日に60グラムのタンパク質を摂取すれば良いことになります。つまり数百グラムもある大きなステーキを食べる必要はないことになります。
不必要なアミノ酸(タンパク質)は、脂肪や炭水化物と異なり、体の中に貯蔵できませんので、排泄しなければなりません。

では余分なタンパク質(アミノ酸)はどうなるのでしょうか。
実は肝臓が働いてアミノ酸を分解して単純な尿素(アンモニア)に変換します。
しかし尿素は毒性があるので、腎臓がそれを排泄しなくてはなりません。
そのために大量の水分を使って血中から尿素を洗い流す必要があります。
つまり大量のタンパク質の代謝は消化系全体に多大な負担をかけ、特に肝臓や腎臓に大きな負担を与えてしまいます。

つまり前回お伝えしたように、「高タンパク質、無炭水化物ダイエット」による体重減少は、体の水分が尿管を通じて大量に出される、つまり排尿過多によるもです。

タンパク質(19ー2)また尿素の排泄がスムーズに行えないと、関節等に尿酸ナトリウムとして蓄積されます。
また大量になると血液が酸性になるため、骨内のカルシウムが取り出されてしまいます。
また排尿時には水分と一緒にカルシウムが排泄され、骨粗鬆症の原因となると言われています。
それは動物性タンパク質にはリンが多く含まれ、血液中はリンとカルシウムは1:1の比率を保つ必要があるため、更に骨内のカルシウムが放出されます。
またリンの量が増えると、カルシウムがリン酸カルシウムとして結合するため、腸管から吸収されずに、便として排泄されてしまいます。

例えば木綿の豆腐にはカルシウム120ミリグラムに対して85ミリグラムのリンガ含まれていますが、とり肉の胸肉には、カルシウム3ミリグラムに対して、リンは210ミリグラムも含まれているのです。

このように動物性タンパク質は体に色々な負担を与えているのです。決して食べるなと言っているのではありません。自分もお肉は大好きですから・・・
しかし食べる量と回数は考慮すべきだと思います。

最近、気が付いたことがあります。
自分も時々「肉を食べたい」という衝動に襲われる時があります。
しかし冷静に考え直してみると、「肉」ではなく、単に“お腹が空いた”ということに気付いたのです。
それは「肉」と思っても、他のものを食べると、それで満足している自分に気付いたのです。

タンパク質(19ー3)10年程前に、朝起きた時に眠いのは“寝不足”だと気付きました。
「そんなことに気付かなかったの?」と笑われると思いますが、それから朝の爽快な目覚めを得られるまで数カ月もかかったのです。
平日は6~7時間寝ていたし、週末はもっと寝ていたから、自分は寝不足だったとは思いもよらなかったのです。
それが爽快な目覚めを体験してからは、「これが普通なんだ」と分かるようになり、朝起きて眠い日の夜は早めに寝るようになりました。

自分の「肉食べたい」もきっと「腹が空いた」なのだと思います。
皆が皆、一緒だとは思いませんが、一度試してみたら如何ですか?
ひょっとしたら、あなたも自分と同じ「お腹が空いた」を「肉食べたい」と勘違いしているかも知れません。