A型は紀元前2.5万年前から1.5万年前に、アジアか中東で発生したと考えられています。
O型である狩猟民族であった時代から、定住型の農耕民族に変化したことで、A型が発生したようです。
穀物を栽培し、家畜を飼うことで、狩猟を主としていた人々の生活は一変したのです。
これは自分には受け入れ難いダーウィンの“進化論”における“突然変異”に相当することなのかも知れません。
しかし自分としてはラマルクの“要、不要の法則”として考えたいと思います。
一定の土地に住みつき、人口の多い社会で生き残るために、集団生活を受け入れるように、肉食に適した消化能力を不要とし、穀類を主食とする消化器官を必要としたのではないのでしょうか。
実際に、人口密度が高い社会で発生しやすいコレラや天然痘に対して、A型はO型よりも、生き残る率が高いことが示されています。
藤田紘一郎 先生の考えに一致します。
アジアや中東から発生したA型は、地中海やアドリア海、エーゲ海の沿岸に広がって行きますが、不思議なことにアジアに属する日本もA型が一番多いのです(38%)。
一説ですが、日本は3万年前にモンゴロイドが大移動で侵入し、当時はO型が主流だったようです。
次にB型のモンゴロイドが1.5万年前に流入して、最後に稲作の技術を持ったA型が進入してきたのが5千年前と考えられているようです
そうすると、5千年前に日本にやって来た人種が、それ以前に定住していたO型やB型を圧倒してしまったことになります。
血液型が抱く数々の不思議なデータは、自分にとって生涯を掛けての課題となりました。
残りの人生、じっくり時間をかけて、ゆっくりと考えて行きたいと思います。
ではA型の特徴をご紹介します。
まず菜食に適応する血液型ですので、マクロビオティックのような食が適しているようです。
A型は繊細な消化管を持ち、胃酸の分泌が少ないので、胃酸と共に分泌される内因子(タンパク質)が少ないので、ビタミンB12を吸収し難く、悪性貧血になる率が上がります。
またA型の免疫系は異物に対する耐性を備え持ちますが、特定の腫瘍には弱い傾向があるようです。
A型はO型とは正反対の特徴を持ち、動物性タンパク質がO型にとって代謝の効率を高めるのに対して、動物性タンパク質はA型の代謝を低下させ、脂肪として蓄積してしまいます。
反対に植物性タンパク質は代謝を高めます。
A型の人が避けたほうがよい食品リスト;
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肉類:
ベーコン、ハム、サラミ、ソーセージ(これらの亜硫酸塩を含む食品は、胃酸の分泌が少ないA型には合いません)、牛、鴨、マトン、豚、鹿 -
魚介類:
アンチョビ、キャビア、貝類(例外でエスカルゴはA型のガンを防ぎます)、カニ、ニシン、カニ類、スモークサーモン、タコ、イカ -
卵と乳製品:
ヨーグルト、ゴート(ヤギ)以外の乳製品(チーズも含む) -
ナッツ類:
ブラジルナッツ、カシューナッツ、ピスタチオ(ピーナッツやカボチャの種はA型にとって抗癌作用があるので2日に1回は食べることをお勧め) -
豆類:(A型にとって重要なタンパク質源ですが、例外があります)
赤インゲン、白インゲン、ライ豆、ヒヨコ豆 -
パンとマフィン:
イングリッシュマフィン、全粒小麦パン -
穀物とパスタ:(A型は穀物が主食ですが、例外があります)
精白小麦粉、全粒小麦粉、ホウレン草パスタ -
野菜:
白菜、キャベツ、ナス、マッシュルーム、シイタケ、オリーブ、ピーマン、イモ類、唐辛子 -
果物:(パイナップルを除いたトロピカルフルーツ)
バナナ、ココナッツ、マンゴー、メロン、オレンジ、パパイヤ、みかん -
ジュース:
オレンジ、パパイヤ、トマト(トマトにはパンヘマグルチナンと呼ばれるレクチンが含まれ、O型とAB型以外には悪影響を与えるそうです) -
香辛料、調味料:
ゼラチン、白・黒コショウ、リンゴ酢、ビネガー、バルサミコ酢 -
ジャム、ソース:
マヨネーズ、ケチャップ、ウースターソース(栄養学者である幕内 秀夫さんは、これらを総称してマヨケソと呼んでいます) -
各種飲料:
ビール、ソーダ、コーラ、清涼飲料水、紅茶
自分はA型なので、何とも辛いデータです。なるべく実生活に取り入れようと努力しています・・・