栄養と日常生活#048:血液型ダイエット(6):A型

A型は紀元前2.5万年前から1.5万年前に、アジアか中東で発生したと考えられています。
O型である狩猟民族であった時代から、定住型の農耕民族に変化したことで、A型が発生したようです。
穀物を栽培し、家畜を飼うことで、狩猟を主としていた人々の生活は一変したのです。

これは自分には受け入れ難いダーウィンの“進化論”における“突然変異”に相当することなのかも知れません。
しかし自分としてはラマルクの“要、不要の法則”として考えたいと思います。

一定の土地に住みつき、人口の多い社会で生き残るために、集団生活を受け入れるように、肉食に適した消化能力を不要とし、穀類を主食とする消化器官を必要としたのではないのでしょうか。
実際に、人口密度が高い社会で発生しやすいコレラや天然痘に対して、A型はO型よりも、生き残る率が高いことが示されています。
藤田紘一郎 先生の考えに一致します。

パラサイト式血液型診断(藤田紘一郎著).アジアや中東から発生したA型は、地中海やアドリア海、エーゲ海の沿岸に広がって行きますが、不思議なことにアジアに属する日本もA型が一番多いのです(38%)。

一説ですが、日本は3万年前にモンゴロイドが大移動で侵入し、当時はO型が主流だったようです。
次にB型のモンゴロイドが1.5万年前に流入して、最後に稲作の技術を持ったA型が進入してきたのが5千年前と考えられているようです
そうすると、5千年前に日本にやって来た人種が、それ以前に定住していたO型やB型を圧倒してしまったことになります。

血液型が抱く数々の不思議なデータは、自分にとって生涯を掛けての課題となりました。
残りの人生、じっくり時間をかけて、ゆっくりと考えて行きたいと思います。

 

 

ではA型の特徴をご紹介します。

血液型の暗号(藤田紘一郎著)まず菜食に適応する血液型ですので、マクロビオティックのような食が適しているようです。
A型は繊細な消化管を持ち、胃酸の分泌が少ないので、胃酸と共に分泌される内因子(タンパク質)が少ないので、ビタミンB12を吸収し難く、悪性貧血になる率が上がります。
またA型の免疫系は異物に対する耐性を備え持ちますが、特定の腫瘍には弱い傾向があるようです。

A型はO型とは正反対の特徴を持ち、動物性タンパク質がO型にとって代謝の効率を高めるのに対して、動物性タンパク質はA型の代謝を低下させ、脂肪として蓄積してしまいます。
反対に植物性タンパク質は代謝を高めます。

 

A型の人が避けたほうがよい食品リスト;

 
  • 肉類:
    ベーコン、ハム、サラミ、ソーセージ(これらの亜硫酸塩を含む食品は、胃酸の分泌が少ないA型には合いません)、牛、鴨、マトン、豚、鹿
  • 魚介類:
    アンチョビ、キャビア、貝類(例外でエスカルゴはA型のガンを防ぎます)、カニ、ニシン、カニ類、スモークサーモン、タコ、イカ
  • 卵と乳製品:
    ヨーグルト、ゴート(ヤギ)以外の乳製品(チーズも含む)
  • ナッツ類:
    ブラジルナッツ、カシューナッツ、ピスタチオ(ピーナッツやカボチャの種はA型にとって抗癌作用があるので2日に1回は食べることをお勧め)
  • 豆類:(A型にとって重要なタンパク質源ですが、例外があります)
    赤インゲン、白インゲン、ライ豆、ヒヨコ豆
  • パンとマフィン:
    イングリッシュマフィン、全粒小麦パン
  • 穀物とパスタ:(A型は穀物が主食ですが、例外があります)
    精白小麦粉、全粒小麦粉、ホウレン草パスタ
  • 野菜:
    白菜、キャベツ、ナス、マッシュルーム、シイタケ、オリーブ、ピーマン、イモ類、唐辛子
  • 果物:(パイナップルを除いたトロピカルフルーツ)
    バナナ、ココナッツ、マンゴー、メロン、オレンジ、パパイヤ、みかん
  • ジュース:
    オレンジ、パパイヤ、トマト(トマトにはパンヘマグルチナンと呼ばれるレクチンが含まれ、O型とAB型以外には悪影響を与えるそうです)
  • 香辛料、調味料:
    ゼラチン、白・黒コショウ、リンゴ酢、ビネガー、バルサミコ酢
  • ジャム、ソース:
    マヨネーズ、ケチャップ、ウースターソース(栄養学者である幕内 秀夫さんは、これらを総称してマヨケソと呼んでいます)
  • 各種飲料:
    ビール、ソーダ、コーラ、清涼飲料水、紅茶
PS:
自分はA型なので、何とも辛いデータです。なるべく実生活に取り入れようと努力しています・・・

栄養と日常生活#047:血液型ダイエット(5)

最初にお断りしておきます。
自分は血液型で性格判断をしようとは微塵にも思っておりません。
人は、それぞれの生まれた土地、時代、環境、両親や親類、友人関係など人間関係などで、性格は築かれるものだと信じています。
故に血液型で性格判断は出来るとは思っていません。
しかし今までの経験から、血液型による相性は多少はあるような気はしています。

ある時、高校時代の気の合う友人が集まった際に、血液型の話しになりました。
すると何と10名近くいた友人たちは、全員A型だったのです。
驚きました。偶然とはいえ、そんなことが有り得るのかと・・・

今回、血液型による健康ダイエットをご紹介する上で、色々と悩みました。
食に関わることに、血液型で判断して、「貴方はO型だから、これは食べても良いけど、これはダメ」などと決めつけても良いのか迷いました。
血液型の科学 (祥伝社新書) もちろん最終的な結論は出ていません。が、ある傾向として受け止めて頂ければと思います。

基本的なデータは以前ご紹介したピーター・ダダモ博士藤田紘一郎先生の著書から得たものです。
そこに自分の経験を加えました。

 

まずはO型から始めます。
それは私たちの祖先はO型から始まったからです。

元々はアフリカで発生したネアンデルタール人はO型でした。
O型の主生活は狩猟です。
それから約4万年前頃にクロマニヨン人が発生したと言われています。

しかし2~3万年前にアフリカの人口が増え過ぎて、多くの動物が減り始めたことが要因となって、人類は全世界に移住を始めたと考えられています。
当時の人間はO型でしたから、今でも多くの原住民はO型が多いようです。
不思議な点も多いのですが、何故かO型なのです。

つまりO型の人は、狩猟民族の食事が適応することになります。
つまり主な食事は肉類と野菜が適しています。
しかし問題なのは、穀類、パン、豆類、そして乳製品が合わないということです。。

特にO型の人は何故か小麦が合いません。
特に小麦粉に含まれるグルテンに適応できないというデータが出ています。
グルテンは小麦粉に粘り(コシ)を作り出す成分です。
この数年、アメリカではグルテンが注目されています。
何故かアメリカから帰国した人たちは、口を揃えたように、“グルテン、グルテン”と騒ぎ立てます。
確かにアメリカ人の41%はO型です(ちなみに日本人は31%)。
そう、グルテンは、前回ご紹介したレクチンの一種で、タンパク質の仲間です。
でもグルテンが問題になるとしたら、“グルテンが豊富”と謳って宣伝している讃岐ウドンはどうなるのでしょう。そこで今回は“讃岐ウドン”を基に色々と調べてみました。

カイチュウ博士のオトコ強化論 (双葉新書) ネットで調べてみると、驚く情報が得られました。
日本の土地での血液型の分布を調べてみると、何と四国は圧倒的にA型が多いのです。
極端な結論ですが、讃岐ウドンの特産地である香川県を含め、徳島県、高知県、愛媛県にはA型が多い傾向があるようです。
詳細は次回に持ち越しますが、、A型は小麦に適応するのです。
これは偶然の一致でしょうか。
ビックリしました。

更なるデータを収集してみるつもりですが、どうも“食”と“風土”が血液型と深い関係を持つように思えてきました。
“粗食”で著名な幕内秀夫さんが“風土はフード(Food:食事)”と表現していますが、まさに現実になってきたような気がします。
“日本人には日本食”と多くの栄養学者が提唱しているのも頷けます。

O型の人に合わないとされる主な食材をご紹介します。
決して無理はせず、体調が崩れている時や、選択肢がある時に控える程度で良いと思います。

 

<O型の人に合わないとされる主な食材>

  • 肉類:豚
  • 魚類:キャビア、巻貝、スモークサーモン、タコ
  • 乳製品:殆どのチーズ類(バター、モッツアレラチーズを除く)、牛乳、ヨーグルト
  • 豆類:赤・白インゲン、レンズ豆
  • パン類:小麦を使ったパン類、ベーグル、マフィン類
  • 穀物:小麦を使ったパスタ、クスクス、オート麦粉
  • 野菜:アボガド、白菜、キャベツ、トウモロコシ、ナス、マッシュルーム、しいたけ、オリーブ、ジャガイモ、アルファルファ、芽キャベツ
  • 果物:ブラックベリー、ココナッツ、メロン、オレンジ、イチゴ、ミカン
  • 香辛料:シナモン、コーンスターチ、ナツメグ、黒・白コショウ、バニラ、りんご酢、ワインビネガー
  • ジャム:ケチャップ、ピクルス
  • 飲料:コーヒー、蒸留酒、コーラ、ソーダ、清涼飲料水、紅茶

栄養と日常生活#046:血液型ダイエット(4)

前回は血液型について簡単な説明をさせて頂きました。
今回は、その血液型と食べ物との関係について考えてみたいと思います。

血液型によって影響を受けるのは、レクチンと呼ばれるタンパク質です。
レクチンとは、糖鎖に結合活性を示すタンパク質の総称と言われ、まだ完全には解明されていないようです。
それはレクチンは多量体を形成するため、分子サブドメイン内に糖認識サイトを1つしか持っていない場合でも、多量体を形成することで、糖鎖分子を介した架橋を形成する能力を発するからだそうです。

しかし、今回ご紹介させて頂いている多くの情報源であるピーター・ダダモ博士は、特定の血液型に反応するレクチンには注意が必要だと警鐘を鳴らしています。

 

ピーター・ダダモ博士;

アメリカを代表する自然療法学の医師。ワシントン州シアトルのジョン・バスティア大学自然療法医学卒業。血液型別健康法に着目した父ジェイムズの研究を発展させ、コネティカット州スタンフェードのクリニックで臨床に携わりながら、著作や講演活動を精力的にこなしている。「自然療法医療ジャーナル」誌の創刊者・名誉編集長でもある。
集英社文庫:“ダダモ博士の血液型健康ダイエット”より抜粋

タンパク質の生命科学―ポスト・ゲノム時代の主役 (中公新書) 博士は、私たちが普段摂取している食事に含まれるレクチンの95%は体外に排除されると説明しています。
しかし残りの5%は血液内に侵入して、赤血球や白血球を凝集させ、しかも破壊すると言っています。
そしてレクチンの働きは、消化管内で最も活発化され、敏感な腸の粘膜に激しい炎症を起こすことも多いそうです。
また特定の血液型に反応するレクチンの場合は、少量でも非常に多くの細胞を凝集させてしまうと提唱しています。

また、どの食品も危険であるのではないそうです。

レクチンを多く含む食品は、豆類、魚介類、穀物、野菜で、私たちは、特定な血液型に反応して凝集作用を起こすレクチンを避ければいいそうです。

例えば小麦に含まれるグルテンは有名ですが、グルテンは小腸の壁に凝集反応を起こし、腸にひどい炎症を起こしたり、腹痛を伴う過敏性腸症候群を引き起こします。
この事実は現在アメリカで注目されています。
特にO型の人は、グルテンによる反応を示しやすいと言われ、今ではグルテンフリーの食品まで流通しているようです。
ちなみにウナギの血中に含まれるレクチンは、O型の赤血球を凝集させてしまうことも証明されています。

食品によってレクチンの種類は異なります。
前述した小麦に含まれるレクチンと、大豆に含まれるレクチンの構造は異なりますので、それぞれの組み合わせの違う糖に密着します。
つまり小麦も大豆も病気の原因となるか、優れた栄養素になるかは、血液型で異なることになります。

タンパク質の一生―生命活動の舞台裏 (岩波新書)ロシアの研究者によると、精神障害者の脳は、ある種の食品に含まれるレクチンに対して、普通の人の脳よりも敏感に反応すると発表しています。
またアメリカでは、関節炎で苦しんでいる人たちの多くは、トマト、ナス、ジャガイモなどのナス科の野菜を避けている人が多いそうです。
何故ならナス科の植物には関節炎を悪化させるレクチンが非常に多く含まれているからだそうです。

特定な植物に含まれるレクチンは、白血球の受容体に働きかけ、白血球を急激に増殖させるそうです。

このような働きをするレクチンは、ミトゲン(分裂促進剤)と呼ばれ、ミトゲンは細胞同士をくっつけて血管を塞ぐのではなく、自分を他の物質にくっつけるのだそうです。
例えばヤマゴボウの葉や茎は、白血球の増殖を増やす働きの強いレクチンが含まれているそうです。

 

こう見てみると、自分たちは自分が持つ血液型の相性を知っておく方が良さそうです。
特に体調を崩している時は、自分の血液型に合わない食べ物は避けるべきではないでしょうか。

 

そこで次回から個別の血液型に合わない食べ物をご紹介したいと考えています。

栄養と日常生活#045:血液型ダイエット(3)

今回は、血液型とは何であるのかを簡単にご紹介したいと思います。

血液型の違いはオーストラリアの病理学者であるカール・ラントシュタイナー博士が、血液型抗原が他の血液型に抗体を作り出すことを発見したのが最初です。
今からたった115年前の1900年のことです。

ちょっと待ってください。

1900年と言えばオスラー結節などで有名なウイリアム・オスラー内科医(1849~1919)が活躍していた頃です。
当然ながら1900年以前も手術が行われていたでしょうから、輸血も行われていた筈です。
血液型の違いを知らずに輸血していたのかも知れません。
恐ろしいことです。
異なる血液型が混ざると、凝集や溶血反応を起こしてしまうことは、今では医療に携わっていない人でも知っている事実です。
恐らく異なる血液型の輸血を受け、体調が悪化して、命を落とした人もいるでしょう。

1900年にラントシュタイナー博士が発見した血液型はA、B、C型に分類され、翌年1901年に世に発表されます。
そして1910年に発見された第4の血液型はAB型として定められ、“C型”とされていた型の血液型は、後述しますが抗原を持たない“ゼロ”という意味で“O型”に変更されたそうです。

MX-C312_20150228_091829_001そして1937年にアカゲザルを使った実験で“D抗原”が発見され、アカゲザルの英語の Rhesus から命名された“RH因子”が発表されています。
日本では余りRH因子は注目されませんが、それは日本人の99.5%がRH+であるからでしょう。
ちなみにRH-の女性がRH+の胎児を妊娠すると抗体を作ってしまい、2回目以降の妊娠で病気や流産の原因になる可能性があります。

調べながら驚きました。
血液型が発見されてから、まだ100年少々しか経っていないのですから。
自分が大学で医学の勉強をしていたのは80年代です。
つまり血液型やRH因子が発見されてから、まだ100年も経っていなかったのです。

確かにDNAの構造が解明されたのは1956年ですから、今から考えると、医学の進歩に驚かされます。
今では全ての遺伝子まで解読され、次々に医学は進歩し続けています。
スピードの速さに驚きの連続ですね。

MX-C312_20150228_091932_001人類の最初の血液型が“O型”であったことは前述しました。
今でも世界で最も多い血液型は“O型”です。

では“O型”と他の血液型の違いは何なのでしょう。

血液には血液型によって異なる血液型抗原が含まれています。
血液型抗原とは、赤血球の表面に存在する抗原です。
抗原は自分以外の抗原(異なる血液型抗原以外にも、バクテリア、ウイルス、ばい菌なども含みます)が体内に侵入してくると、それに対応するために抗体という物質を作ります。
抗体は体内に侵入する異端者に対して攻撃して、体を守ってくれる自衛隊のようなものだと考えてください。

実は“O型”は抗原を持ちません。
少しだけ前述しましたが、赤血球にはフコースという鎖状に繋がった糖がついています。
そのアンテナのようなフコースだけを持つ単純な構造な血液型が“O型”です。
しかし“A型、B型、AB型”には、そのフコースの先っぽに抗原がついているのです。
名前はややこしいので省きますが、“A型”や“B型”は独自の抗原を持ち、“AB型”は“A型”と“B型”の両方の抗原を持っています。

つまり“O型”だけであった人類は、何らかの理由で敵から身を守る手段として、新たな抗原を作り出したたのでしょう。
その敵が何であるかは、想像するしかありませんが、面白そうなので、時間が空いた時は、空想の世界に浸っています。
何か思い付いたら報告します。

 

血漿の適合は、次のようになります。

  • O型;全ての血液型(O、A、B、AB型)から輸血できます。
  • A型;A型とAB型
  • B型;B型とAB型
  • AB型;AB型のみ
“AB型”は、同じ血液型しか受け入れられません。
これが要因となって、まだ人数が少ないのかも知れませんが、きっと何か理由がある筈です。

一応、栄養学の立場から想像していますが、何か他の特別な理由も原因があったでしょうね。
空想の世界が広がって行きます。

栄養と日常生活#044:血液型ダイエット(2)

国によって血液型の傾向が異なると前回ご紹介しました。

前回ご紹介した藤田紘一郎先生は、血液型によって罹りやすい病気があったり、特定の病気になり難い血液型があると指摘しています。
そのため、流行り病で減少してしまう血液型と、疾患に罹り難い血液型があるので、偏った特定の血液型が残るのだそうです。
納得できる説だと思います。

では日本人を考えてみましょう。

前回ご紹介したように、日本人で一番多いのはA型です。
しかし、人間の原型は狩猟民族であったO型で、次に農耕民族となって発現したのがA型になります。
日本人はまさしく農耕民族ですので、A型が多いことには納得が行きます。
以前から農耕民族には何故A型が多いのかを長い間、考えています。
狩猟のため移動することを止め、穀物を育て、僅かな家畜を育てながら生活をするようになったのはどうしてでしょうか。

理由の一つは故郷であるアフリカを離れて、ヨーロッパやアジアに移動してみても、以前のアフリカのように、動物が豊富にいなかったと推測されます。
また動物の代りに、魚介類や穀物が豊富に見つかったのではないでしょうか。
A型は、ヨーロッパや北米に多い傾向があるようです。
また気になるのが海に面している国にも目立つような気もします(そう考えると、日本も海に囲まれています)。
ひょっとすると魚を食べるようになったのも、A型が増えた要素なのかも知れません。
日本人は船を作り、漁業で大量の獲物を得られれば、動物を求めて他の土地に移る必要はなく、海草類には豊富なミネラルが含まれていますから、栄養バランスも整っていたとも考えられます。

 

マクロビオティック入門そこで世界中にマクロビオティックを広げた久司道夫さんの本を読んでいた時に、印象に残った部分を思い出しました。
それはアメリカで採れるカボチャの話しです。

アメリカのカボチャは大きいのですが、日本のカボチャのように煮込んで食べても美味しくなく、味も大雑把なので、クリームや砂糖を大量に入れた料理が多かったような気がします。
ハローウィーンで飾るカボチャも、中をくり抜いてロウソクなどを入れて飾った覚えはありますが、くり抜いた部分を食べた記憶はないので、おそらく不味くて食べられなかったのだと思います。

アメリカのカボチャに不満を抱いた久司さんは、こっそりと日本産(確か北海道産だったと思うのですが・・)のカボチャの種をこっそりとアメリカに持ち帰り、アメリカで育ててみたそうです。
すると1年目に収穫したカボチャは日本産と同じ美味しいカボチャに育ったのですが、3代目になると、アメリカで摂れるカボチャと同じ味になってしまったそうです。
つまり土壌の違いです。
土壌に含まれるミネラルやビタミン等が微妙に異なると、それを食べる人の体質も変化するのかも知れません。

それが要因となって、血液型にも影響を及ぼすと考えられます。

アメリカは移民が殆どですから、本来であれば、全ての血液型がバランスよく存在している筈です。
しかしアメリカは、A型が41%、O型が45%で、この2つの血液型だけで86%を占めています。
残りのB型は僅かに10%、AB型は4%に過ぎません。
おそらく移民した当時は、色々な血液型だったのが、アメリカの土壌で育った食べ物を食べ続ける内に、A型やO型の増加へと移行していったのではないでしょうか。

そこでアメリカに住む人種の人数を調べてみました。
するとヒスパニック及びラテン系が一番多く、約5,500万人、ドイツ系アメリカ人が5,000万人、そして意外にもアフリカ系は3,900万人でした。
アフリカから連れ出された黒人は、おそらく殆どがO型だろうと思うのですが、人口的には第3位でした。
続いてアイルランド系、イングランド系を合わせると6,400万人もいます。
つまり決してアメリカ黒人が大半を占めている訳ではなかったのです。
ちなみに日系アメリカ人は110万人でした。
この結果からも、土壌が与える血液型への影響が大きいと確信を持ちました。

 

その他にも気候や、野菜の種類、肉類の種類なども関与してくると考えられます。

アメリカの女性は3人に1人の確率で、乳癌が発症していると聞いたことがあります(日本人は8人に1人)。
しかしアメリカでは70年代のマクガバン・レポートを始め、チャイニーズ・スタディなどが発表され、今では多くの人が肉類を減らし、積極的に野菜を摂取するようになったと聞きます。
確かにガンの発生率は低下しているようですが、この数十年で乳癌は倍以上に増えていることは不思議です。
またA型の女性が乳癌になりやすいとの報告もあります。
自分はPCや携帯電話から発生する電磁波が大きく関与していると考えていますが、このことは又の機会に譲ります。

 

血液型による不思議は、まだまだ続きます。

 

カイロプラクティック物語今月に新しい本が出版されました。「カイロプラクティック物語」(たにぐち書店)です。

是非、読んでください。

栄養と日常生活#043:血液型ダイエット(1)

また新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

実は去年の暮れから、この先、栄養学の何を伝えようか迷っていました。
数回は、代表的なミネラルをご紹介してきました。
確かに体が必要とするミネラルは、まだまだ山ほどあります。
セレン、クロム等々、それに抗酸化作用が強いカロチノイドのことや、フラボイドのこと・・・。

これでは切りがない、締りがないし、ドンドン印象が薄れて行くなぁと悩みました。
この辺りで、ちょっと新鮮な空気を入れるべきだと考えました。

もう43回目を迎えますので、自分でも以前に何をどこまでご紹介したか、少々忘れかけている部分もあります。
これでは何時も読んでいただいている方々も、きっと戸惑っている部分があるに違いないと・・・。

そこで今回から数回に渡って、“血液型ダイエット”と称して、私たちが持つ血液型と、健康との繋がりを考えて行こうと決めました。
ダイエットは、本来持つ“健康になる”という意味で、決して“痩身”という目的ではありません。

タダモ博士の血液型健康ダイエットもう10年以上前ですが、栄養学に関する本を読み漁っていた時、ピーター・ダダモ博士の『ダダモ博士の血液型健康ダイエット』(集英社文庫)に出会いました。
素晴らしい考え方だと感動しました。
もっと学んでみたいと、検索してみると『ダダモ博士のNEW血液型健康ダイエット』(集英社文庫)も出版されていることを知り、すぐに購入して読んでみました。
前述した本と重なる部分もありましたが、最初の本では理解できなかった部分が理解できました。しかし新たに分からない部分も多々出てきました。

そこで再び検索して調べてみますと、“回虫先生”として有名な藤田紘一郎 先生の『パラサイト式血液型診断』(新潮選書)『血液型の暗号』(日東書院)『腸を整えれば心も体も必ず元気になる』(日本文芸社)等々の本と出会うことが出来ました。

タダモ博士の血液型健康ダイエットNEWお二人の本を比べてみると、多くの共通した部分もありましたが、臨床経験を基に調べているダダモ博士に対して、藤田先生は科学的根拠を重視して、研究を続けているような印象を受けました。

また困ったことは、ダダモ博士の情報量が多すぎて、いったいどこまで受け入れるべきなのか困惑しました。

今回から自分なりに理解した部分を少しずつ、やさしくご紹介して行こうと思います。

私たち人間の、最初の血液は“O型”から始まったことが判明しています(狩猟民族)。
そして数万年前に“A型”の出現(農耕民族)、続いて“B型”の出現と続き(遊牧民族)、最終的に“A型”と“B型”から“AB型”が出現したようです。

これだけでも不思議な進化だと思います。

そこで各国の血液型の分布を調べてみました。
すると日本は面白い傾向があったのです。

何と一番多い血液型が“A型”で約4割を占めます。続いて“O型”の約3割、次が“B型”の約2割、最後に“AB型”の約1割です。

するとこれがアジアの典型的なパターンかと思いきや、隣国の韓国は“A型、B型、O型”が殆ど同じ3割を占め、“AB型”も1割を超えています。
調べてみると、韓国には約11%のAB型の人たちがいるのですが、これほどAB型の人がいる国はありませんでした。
一方、中国では“O型”が最も多く、続いて“A型”と“B型”がほほ同じで、“AB型”は約8%です(ちなみに日本は9%)。

隣国でこんなに違うことに驚きました。
調べてみると、やはり“O型”が最も多い国が多く、反対に最も“B型”が多い国は、インド、イラン、アフガニスタン、パキスタンだけでした。

色々な驚きが続きました。
そして一番驚いたのはアメリカで、何と“O型とA型”で全体の約86%も占めるのです。
不思議です。
確かにネイティブ・アメリカンは“O型”が多いのでしょうが、“B型”は約10%、”AB型”は4%しかいないのです。
世界中の移民によって作られたアメリカは、普通に考えれば、もっと均等に分布していると思います。
これは土壌や気候なども考える必要がありそうです。

今までに経験した血液型の不思議さを、これから数回に渡ってご紹介して行きたいと考えています。